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マッキーの部屋


2006年09月01日 人生いろいろ。犬生いろいろ。 [長年日記]

_ 母さんのお友達

僕がこの家に来て4年になる。僕は京都の関西盲導犬協会からやって来た

盲導犬になれなかった犬(僕らの事をキャリヤチェンジと呼んでいる)だ。

盲導犬になれる犬は多くはない。僕の兄弟は6頭だけど、盲導犬に

なれたのは2頭だけと聞いているよ。

あとの4頭は僕同様にボランティア家族のもとに行って暮らしている。

それぞれが違う人生、いや犬生(ケンセイ)を歩んでいるのさ。

母さんは、僕を家族に迎えてから、とても熱心に盲導犬の活動に興味を

持ち始めたんだ。だから自然とそうした仲間と知り合ったみたい。

母さんの友達に盲導犬を引退した(リタイヤ犬)を引き受ける

ボランティアをしている人がいるんだ。

その人は長い間このボランティアを続けているんだって。

すごいよね。

その人もホームページを開いていて、いろいろな話を聞かせてくれたり

写真もいっぱい載っているんだって。僕にはよくわかんないから

これ、みんな母さんからの受け売りね。

最近、母さんがそのホームページを覗いてみたら、リタイヤ犬のほかに

ネコと雑種の老犬がいるんだけど、その雑種のバロン君の話が

出ていたんだって。

バロン君が、その家の家族になった経緯はとても複雑だった。

悲しい事もいろいろあったみたいなんだ。僕ら犬族も幸せなもの

ばかりじゃないんだね。

でも今は、温かい家族と一緒に生活して、年齢は推定で15歳以上と

聞いているらしいよ。長生きなんだねバロン君。

それで今日は、そんな母さんのお友達のホームページを紹介するね。

こちらがアドレスです。ホームページ「盲導犬を引退した犬たち」

今、リタイヤ犬のヴィスコおばちゃんがいるんだ。優しい目をした

かわいいおばちゃん犬です。僕と一緒でホワイティなんだよ。

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Before...

_ マッキー [ヴィスコおばちゃん、ようこそ!僕も会えるといいなぁって思うよ。また母さんたちに相談してみようね。]

_ ヘンリーです。 [おかげさまでコメント入れることできました。マッキーお母さんによろしくね。]

_ としまる [まっきーくん こんにちは お母さんにはぼくたちほんと たいへんおせわになっています。  日記の アドレスの方法 あと..]


2006年09月02日 痛みを伴って [長年日記]

_ 電気製品その2

母さんと父さんは、空気清浄機が壊れて新しいのを買ったばかりなのに、

また新たな電気製品を買ってきた。

今度は掃除をするヤツで、電気掃除機というらしい。

朝がんばってお掃除していた母さん。

母「あれっ?止まった。もう最近、直ぐに止まって調子悪いんだから」

どうも掃除機の機嫌が悪いみたいだね。声をあげると思えば、

ギュイーンとないて止まっちゃう。何度かそんな感じだった。

母「えっ?何、動かないじゃん」

どうやら掃除機は今度は完全にストライキを起こしたらしい。

何が不満だったんだろう?とにかく全く何も言わなくなった。

母「お姉ちゃん、掃除機が壊れた!父さん、掃除機が動かん!」

父「我が家は犬がいるから、掃除機がなかったらこまるよ」

母「この前から調子が悪かったのよね」

姉「ハイハイ、分かったから新しくすれば」

父「何か嬉しそうじゃん母さん。新しいの欲しいんでしょう」

母「何いってるのよ。この前、空気清浄機かったばかりでしょう。

そんなにポンポン買えません!」と家族で言ってた。

その後、父さんと母さんはどこかへ出かけ、帰ってきた時には

大きな箱を持っていた。

また何か新しいヤツが来たらしい。

父さんは新しいヤツを出して、さっそく動かしていた。

父「ここ朝、掃除したよね。おっ!いっぱい取れてるよ」

母「私にも。アッ、痛い!」

父「どうしたん?」

母「ホースを縮めたら、滑りすぎて指を挟んじゃった」

どうやら母さんは新しいヤツで痛い思いをしたらしい。

母「懐も痛んで、何で指まで痛い思いをしなきゃいけないのよ。モーッ!」

僕にはその言葉の意味は分かんないけど、

母さんはその痛い指を写真に撮っていた。

母さん、あなたは何を考えているんでしょうか??

指先にバンソウコウを巻いた写真
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_ としまる [こんばんは おだいじにです。 指ほんと いたいですよね。 私 車のドアしめるときに 自分の指もたまにまちがえて 左手..]

_ mihorinn [ガハハー!笑った!ワラッター!すっごくおかしい。わっはーはー!]

_ マッキー [としまるさんも失敗があるんだね。みほりんさん、大ウケだね。母さんってドジなんだよなぁ。]


2006年09月03日 複雑 [長年日記]

_ 悲しい話

夕方、仕事から帰った母さんは父さんに悲しい話をしていたんだ。

母「今日、犬が亡くなった話を聞いたんよ」

父「へぇーっ。なんでまた?」

母「熱中症だったらしいよ。最初は、ほかの犬の話をしてたのよね。

そしたら、××さんの犬が亡くなったんよって言われて、驚いたわぁ。」

父「そうなん」

今年の夏は確かに暑かったよ。僕らも普通より辛かった。

でも、悲しい話が身近で起こるなんてショックだね。

母さんも何だかショゲていた。

僕には難しい事はわからないけど、生き物には必ず死ぬ時があるんだよね。

どんな死に方になるかは、誰もわからないんじゃないかなぁ。

人間はとても死の別れを悲しんでくれる。

僕はトラ(最近死んだ犬族)が死んだ時も、動揺するより

毎日を大切に一生懸命に生活したよ。

だって僕は生きているんだから。


2006年09月04日 ナニナニ?! [長年日記]

_ ダレの事?

お姉ちゃんと母さんは、朝から一緒にどこかへ出かけた。

父さんは昼頃帰ってきて、家の周りで何をしているのかは判らないけど

ドンドン、ガンガンすごい音をたてながら何かをしていたんだ。

夕方になって母さんたちが帰ってきた。

母「あらぁ柱が立ったね。棟上はいつかな?」

父「今日はもうできんよ。もう疲れた!」

母「ホホホッ」

棟上って何だろう???

夕食の時、みんなの賑やかな話し声が聞こえてきたんだ。

母「今日ねぇ、この前に行ったペットショップにまだあの柴犬がいたんよ。

父さんにこの前したみたいに、私にもウルウルお目めで訴えられちゃった」

父「ふーん」

姉「可愛かったよ犬」

今、みんなの会話に「犬」という言葉が聞こえた。どうやらどごぞの

犬の話らしい。また新しいヤツが来るの?!

僕には何のことだか分からない。

父「ところで新しい所の窓なんだけど・・・」

姉「父さん、私の部屋にメイの自由に出入りできる扉をつけてよ」

父「難しいなぁ。」

母「面倒でも今度はメイの排泄は直ぐに綺麗にしないと自分が嫌な思いを

するんだからね。よく考えてよね。」

姉「もちろんよ、大丈夫」

みんなは何の話をしているんだろう?

メイの扉って何?窓の話って何?父さんも母さんも、みんなで何か

企んでるんだきっと。

それって僕らにとってイイことなのかなぁ?

僕は不安です。


2006年09月05日 玄関の犬族 [長年日記]

_ 今朝

玄関にいるあのクールなヤツを母さんがまた洗っていた。

けっこう重たいらしくてヨッコラヨッコラと抱えて洗い場に

持っていってた。水を出してブラシでゴシゴシして磨きをかけている。

僕らみたいに泡だったり、香りがしないんだ。

僕らと違う扱いなんだね。えっ?それって遊んでんじゃないの?

そうなると僕としては納得できないなぁ。

父「前にあった犬の置物は、どんなんだったかなぁ?」

母「確か茶色いラブだったよ」

父「ああそうだったねぇ」

母「この白いの気にいてるんよね」

ふぅーん、確かにこの白いヤツの前にチョット小ぶりヤツがいたなぁ。

あっ思い出した。前の茶色いヤツはトラが倒して、何かみんなが大騒ぎ

していたんだ。だいたい危ない時は自分で逃げればいいんだよ。

何があってもジッとしてるんだから。

でもトラの走りは凄かったからなぁ。僕だって敵わないかね。

とてもしなやかな体の動きだったんだよ。

_ すたこらサッサ

僕もバウも、家の中では自由には歩き回らない。

僕らは家の中でも外でも、とても遊びが好きだから興奮する。

だけど家の中では大人しくしていて欲しいらしい。

母さんの話では、昔、病院でお医者さんが

医者「ラブは悪戯が大変でしょう。テレビの台とかカジって台が壊れた

という飼い主の話がありますよ。他にも扉が壊れたとかね」

母と父「そうですか。凄いですね。でもバウはそんな事はないですよ」

医者「サークルとかは飛び越えたりしませんか?」

母と父「いえ、ないです。高さは頭がサークルから出る高さですが

飛び越えたりはしないから、サークルにいればそこを寝床にしてます」

なんて会話があったそうな。

ちなみに、その頃は僕はまだ家に来ていなかった。

ここに来て、最初にそのサークルに入ったけど、なーんてことはない。

簡単に飛び越えたね僕。なんであれくらい飛び越えられないのバウ?って

不思議な話だよ。

まぁ僕はいつでもどこでも遊んでいたい!そういう気持ちが強いね。

だから家の中でも外でも自由なら遊び道具を見つけては一頭でも遊ぶ。

だけど母さんたちはそれじゃあイケナイらしい。

楽しいのにね、遊ぶのって。

バウは僕よりは落ち着いた性格なんだ。

学習力だってラブだからね、良いと母さんは誉めている。

僕よりイイなんて時には言うんだ。失礼しちゃうよ。

夜になると僕もバウも寝床にはいる。今日もそうだった。

でもバウの部屋の扉がひとりでに開いたんだ。僕は側で見ていたんだ。

もちろんバウは「えっ?いいの?開いてるよ」ってことで

勝手に出て行った。

僕だけ置いて行くなんて許せない。断固、訴えたね。

BOW!BOW! ワン!ワン!

父「あれ?バウどうしたん?」

母「エッ?鍵が開いたのバウ?」

父さんも母さんも暢気なセリフだ。

バウはスタコラさっさと抜け出して楽しんでいる。

僕も僕も!必死に訴えたんだ。

母「分かった分かったマッキー」

といって僕もバウも外にでて気分転換したんだ。

あー爽快!

バウ、今度は開けたら僕のも開けてから遊んでよね。

僕らは仲間だろう。

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Before...

_ マッキー [ちびまるこさん、ウエルカム!エヘヘッ、楽しくなんて恥ずかしいなぁ。ドタバタ、ズッコケの僕ん家ですけどヨロシクね。マル..]

_ としまる [あまっきーくん まるこちゃん こんばんは ぼく のあ 犬のおきものですかあ マッキー君 いつも楽しく日記よんでます。..]

_ マッキー [ノア君、チワッ!ノア君の家も楽しい事いっぱいあるでしょう。だってみんな仲良しだもんね。]


2006年09月06日 こちょこちょ&犬ダチ [長年日記]

_ 耳そうじ

朝、母さんが僕の耳の中をそうじしてくれた。

母「あれ、珍しいねぇ。汚いじゃない」

そうなんだ。僕は耳がそんなに汚れない。

バウなんかは、しょっちゅうしてもらってる。

なんか専用の液を使ってるんだよ。

母「バウ、耳そうじしようね。ハイこっち。いい子だね、ハイ反対」

なんて言われてバウは右向いたり左向いたりしている。あんまり

好きじゃなさそうだけど、暴れたりはしないよ。

僕は母さんが耳の中を覗いて、たいてい大丈夫なんて言ってる。

でも今朝は僕の目をみて耳の中を覗いてみたんだ。

そしてバウみたいに耳をフキフキしてくれた。

僕はバウほど大人しくはできない。だって母さんが僕にベッタリなんだよ。

そんな母さんに甘えなくてどうするの?

遊んで、ジャレて・・・。

でも母さんは耳そうじをしないと誉めてくれない。

まぁ僕は母さんを独り占めするんだからとテンションを少し落として

耳そうじを終了。

今日も雨で湿度が上がりそうだ。耳、かゆいゾきっと。

_ 犬ダチ、はなちゃん

夕方、父さんの友達が犬ダチのはなちゃんを連れてやって来た。

今日は、家族全員で一緒にだ。おー!僕らは興奮しまくった。

はなちゃんは、相変わらずあっちにウロウロこっちにウロウロしてた。

母さんや父さん、仕事から早く帰ってきたお姉ちゃんも

はなちゃん、はな坊なんて優しい声で呼んでいた。

僕は我が家で一番のフレンドリーなヤツだから、さっそくはなちゃんに

挨拶しにいったら、はなちゃんはやっぱりビビっていた。

何で?僕はフレンドリーだってば!

はなちゃんは、母さんたちにいっぱいナデナデしてもらって

嬉しそうに尻尾を振って帰っていった。

またおいでよ、はなちゃん。今度は仲良しできるといいね。


2006年09月07日 足マクラ [長年日記]

_ 暑い!

昨夜の話。

母さんが疲れた〜と言って、いつもより早い時間から布団に入っていた。

僕ら犬族も父さん、お姉ちゃんもいつも通りのリズムでいた。

メイはトットコ一人歩きで家の中をウロウロしていたんだ。

誰か私の相手をしてくれないかなぁ・・・

美味しい物だれか私にくれないかなぁ・・・

と、メイは探したけれど誰も相手をしてくれない。

面白くないメイは僕らのいる部屋に来たんだ。

するとそこには既にゴロンと横になってる母さんがいた。

しかも布団が敷いてある。

当然のようにメイは母さんの布団の上にあがってゴロンと横になった。

母「もーっ!メイ、なんで私の足の上なんよ。父さん見て!」

父「いいねぇ。」と言って父さんは携帯電話を持ってきた。

母「暑いよメイ。私の足はあなたの枕じゃないよ」

カシャ!

父「母さん、こんなん撮れましたけど。ハハハッ」

母「えっ?」

という事で、父さんが撮った写真を貼ります。

いつもは母さんの携帯を使うんだけど、今回は失敗しないようにと

自分の携帯を持ち出したみたい。

父さん、あなたももの好きだねぇ。

母さんの足首を枕にしている写真メイが足に頭を乗せた所を後から撮った写真
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_ ちびまるこ [メイちゃん、気持ちよさそうですね。ウフフ! どうしてワンちゃん達って、そばに来て身体をひっつけるんでしょうか?離して..]

_ マッキー [ちびまるこさん、お宅もそうですか?僕らは毛深いですからね。エヘヘッ。]


2006年09月09日 父さん&母さんのお出かけ [長年日記]

_ パイプオルガン?

父さんと母さんは、昨日は朝早くから出かけていった。

僕らもいつもより早くスケジュールが進んだ。

夕方、母さんたちよりお姉ちゃんが早く帰ってきて、僕らの世話を

してくれたんだ。母さんたちは、なかなか帰って来なかった。

夜、遅い時間になって二人は帰ってきた。しかも犬ダチが一緒に。

おっ!また来たね。と僕が言うと、バウは誰だい!挨拶しろよな!って

言ったんだ。

犬ダチは、呆れて相手にしない。まぁいいんだけどね。

父さんと母さん、犬ダチ、どこに行ってたんだろう?

母「大きなパイプオルガンだった。やっぱりいい音だね」

父「以前、よそでパイプオルガンの演奏を聞いたことがあるよ」

母「そうなん」

パイプオルガンって何だろう???

どうやら母さんたちは、お出かけして楽しい時間を過ごしたみたいだ。

母「オルガンの演奏があっても、まじかに音を聞いても、盲導犬たちは

みんなイイコでいたよ。面白かったのは、ユーザーさんがオルガンに

触らせてもらっている時、その後姿をジッと犬たちが見ているのよね。

いい光景だった」

何だか犬たちのことを褒めているんだ。ふーん、どんな遊びをしたのかなぁ。

僕も連れって欲しいよ、今度はね。

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_ としまる [もっこさん アンド おとうさん 昨日は遠路ありがとうございました。 昨日午後10時頃 そろそろ家にかえられたかなと思..]

_ mihorinn [はるばるパイプオルガンお疲れ様でした♪お父さんもほんとうにありがとうございました。お姉ちゃんお留守番ご苦労様でした。..]


2006年09月10日 犬ダチのお出かけ [長年日記]

_ 母さんと一緒に

昨日の話なんだけどね。犬ダチは母さんと一緒にお出かけしたんだ。

帰ってきた母さんが父さんにその様子を話していた。

母「○○さんの所にこの子を連れて行ってきたよ。

○○さん、とっても感心していたわ。なにせ最近、可愛がっていた犬を

亡くしたでしょう。だから犬に触るの久々って言ってた。

亡くなったこと、まだ気持ちが離れられないみたいで、周りが、

あまり思いつめたらダメだよって励ますみたい。

前に飼っていた犬も事故で亡くしたから、今回は更にショックだったらしいよ。

二度と若い犬は飼わないなんてね。事故の事で自分を責めるのは

よくあることだけど、○○さん、できればこの気持ちをボランティアに

向けたいと考えているみたい。リタイヤ犬のボランティアを考えて

みようかなぁなんてね。亡くなった犬への罪滅ぼしというか、

自分たちのできる事は何だろうって思ったみたい。

でも、私もリタイヤ犬のボランティアをしている人を知ってるから、

大変な事だよって話してあげたのよ。

まだ、どうなるかは全然分からないけど、時間をかけて○○さんも

ボランティアのことを考えてくれると思うんだけどね。

この子に会わせたのも、この子から癒しのオーラを感じて欲しかった

訳だけど、2時間くらいの話しの間、ずーっとイイコにしていたこの子を

撫でて撫でて語りかけていたのよ。ゆっくり、ゆっくり、時間を

過ごしたのよ。」

父「ふーん。まぁいいんじゃない」

どうやら母さんは、犬ダチと知り合いの家に行ったみたいだ。

犬ダチはとても落ち着いている犬なんだ。でも、興奮する時も

あるんだよ。だけど僕やバウとは違う。

遊ぶより、人の側でゆっくりする方がいいみたい。

まぁ、勝手に自分のことをする事もあるけどね。

例えば、何か食べたいからウロウロなんてね。

どうやら今日は犬ダチは活躍したみたいだった。


2006年09月11日 ああ、爽快! [長年日記]

_ 僕のキック、キック!

僕たち犬は排泄が終わった後に後ろ足で勢いよく地面を蹴ることがある。

理由はいろいろなんだけど、今朝の僕もそれしたんだ。

僕はご飯をたべてから母さんと外に出た。

母さんは僕が用を済ませるまで、しばらく待ってくれる。

僕はバウほど簡単にはすまないんだ。

バウは気分の上がったり下がったりが早いから、外に出ると気分はチェンジ。

でも、そんな時に気を散らされる事があると大変なんだよ。

うーんトイレ。でも、あっちも気になる。どっちにしよう。

なんて、すごく迷っちゃうから大変。

僕は気が散ると全くしなくなる。

だから父さんも母さんも、僕らが排泄の時は気が散らないようにしてる。

今朝、いつもの様に場所を決めてバッチリできたんだ。

こんな時は僕もテンションが上がるね。

ウォーッ!ヤッタ、ヤッタ!と

心で思う気持ちが後ろ足に出ていくる。

1左ケリ、2右ケリ、3左4右5左と、

段々はやく、力強いキックの嵐さ。

僕らのツメは頑丈だから、地面がけっこう掘れてるよ。

それをみた母さんは

「マッキー気分爽快だね」と言って褒めてくれた。

どんなもんだい!

_ 犬ダチのご帰宅

母さんは犬ダチを送っていった。

犬ダチは月に1・2回はウチに遊びに来るんだ。

いいヤツだよ。

母さんの話だと、犬ダチは飼い主さんと一緒に病院に行ったらしい。

なにせ肌がデリケートなヤツなんだよ。

母さんも付いて行ったらしいから、犬ダチの体のことを聞いたんだって。

いつもの様に僕にその時の話をしてくれたんだ。

母「あの子ね、痩せたのよ。もうみんなで喜んじゃったわ。

良かったわぁ。もう少し痩せたら、体に負担もかからないから

これからの時期を健康で過ごせるってお医者さんが言ったのよ」

ふぅーん。歳はバウと一緒で7歳。もうすぐ老犬という時期になったなぁ。

僕もバウも体重は28キロ前後。だけど運動しないと筋肉が衰える。

犬ダチのハナちゃんは筋肉ボディで美しい。

僕も細身だけど、最近は弛んだ肉がちょっとあるかも。

人間でいう中年ですか、肉の弛みはカッコ悪いですね。

ということで、今日の母さんはバリバリ遊んでくれた。

いつでも歓迎だよ母さん。毎日、筋肉トレーニングしようよ。


2006年09月12日 楽しそうだなぁ・・・ [長年日記]

_ 携帯電話と映画

母さん、父さん、そしてお姉ちゃんも今日はみんなそろって朝から

のんびりムードだった。母さんなんか朝のバタバタ騒ぎがすんで

また布団に入って寝ていたよ。眠たかったんだね、ウフフッ。

お昼頃になって、お姉ちゃんが出かけると言い出した。

母さんも父さんも、何だかグズグズ言いながら、結局は一緒に出て行った。

どこに行ったんだろう?

夕方、いつもより遅くなってやっと帰ってきた。

父「先にみんなのトイレをしてやろう」

母「うんそうだね。」

僕らの用事をすませると食事の用意だ。

母「お待たせ。これであなた達も落ち着くでしょう」

と言って僕らのご飯も出してくれた。

母「今日の映画はまぁまぁだったなぁ。そうそう、携帯電話は

イロイロあって、でも結構高いんだねぇ。」

父「まぁ映画はあんなものでしょう。携帯もね」

ふーん。映画って何?携帯電話ってどうしたの?

人間家族は何して遊んでるんだろう。

楽しい事なら僕らにも体験させて欲しいなぁと思うのです。

しかし、今日は雨になっちゃった。

明日の天気はどうだろう・・・


2006年09月13日 朝のメイ [長年日記]

_ ねぇねぇ聞いてよ!

僕もバウもメイほどには出来ない事がある。

それは、しつこさだ。

メイは訴えだしたら、なかなか止めないね。

僕には出来ないなぁ。

今朝も母さんに

「外に出して!お水が欲しい!おなかすいた!朝ごはん早くして!」と

次から次に注文がでる。

さずがに母さんたちもメイだけに構っていられないから、適当に

無視するけど、メイは懲りない。家族の生活のリズムってのが

どこでもあるでしょう。だから母さんたちもそうさ。

僕はまだ母さんたちの気持ちを察してダメな時は諦めるんだ。

だって時には我慢も大切でしょう。

みんな仲良くだもんね。

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_ ちびまるこ [マッキ—君、こんにちは!君は我慢できて、みんなとの折り合いを考えるんだねぇー。うちのまるこはわがまましほうだいで、困..]

_ マッキー [ちびまるこさん、いやぁ恥ずかしいなぁ。僕の我慢なんてホンのチョットだけどね。]


2006年09月14日 秋なんだ [長年日記]

_ 朝からパワフル

朝が涼しくなった。嬉しいなぁ。こうなると俄然喜ぶのは僕ら犬族さ。

特に僕らの中で一番の毛皮を着たシオンは、朝からご機嫌。

今朝も母さんが僕をシオンのところに連れて行き、一緒にボールで

遊ぼうとしたんだ。

そしたら、シオンはボールより僕と追いかけっこする方が良くて、

僕が走ればずっと後を追いかけて僕に体当たりさ。

僕も段々その気になって、母さんも一緒になって体当たりして、

もう人間も犬も関係ないって感じの大騒ぎなんだ。

とても人様にはお見せできませんと母さんは言う。

でも、僕はこれくらい人も一緒になって遊んでくれる方が好き。

荒っぽい様に見えるかもしれないけど、遊ぶ時はアクセル全開なんだよ。

バウもそうだよ。でも、お陰でバウはシオンや他の犬に嫌われるんだ。

だって、気が弱いくせに「ほれほれ、こっちだよ。へーんだ。

こんなの取れないの?」なんて相手をからかうんだ。

だからシオンは直ぐにキレる。

そうなるとバウは尻尾を巻いて逃げるんだ。

まったく何度学習してもバウは調子に乗るんだよなぁ。

しかし、今朝は楽しかった。

大きなシオンがドッタンバッタンするんだ。でも身軽にひょいと

段差を超えたりして、跳ねるって言い方がピッタリかな。

大きな口びるは跳ねるたびにブランブラン揺れて、目はランランとして、

そりゃぁもう僕より俄然やる気のシオンなんだよ。

僕は犬同士で遊ぶより人と遊びたいんだけど、楽しくなったら

そんな事はどうでもいい。遊べれば最高なんだ。

母さん、明日もこの調子でヨロシクね。


2006年09月15日 秋深まる? [長年日記]

_ 今朝も元気!

今朝も母さんが機嫌が良くて、たくさん遊べて超ラッキー。

毎日こうでなくちゃいけないよ母さん。

シオンもテンションが上がるけど、僕も一気に上がっちゃって、

今朝は僕のほうからシオンにお誘いしたんだ。

バウはお決まりのお得意ポーズでシオンと目線があっちゃった。

シオン、怒るかな?と思ってたら、今日は母さんがバウのアシストを

したし、僕がシオンの気をひいたから大丈夫だった。

でもバウのほうは、シオンが自分のことを警戒していると分かったから

母さんの方ばかりを見つめて、シオンの視線を交わすのに精一杯だった。

今朝の僕は、シオンにいきなり挑発して、シオンが合わせたら

逃げての繰り返しだった。追いかけっこみたいなんだよ。

先にバウが部屋に戻って、しばらくして僕の番。

母さんがリードを手にしたら、シオンは俄然やる気が起こるんだ。

まだ遊ぼう。行かないで、みたいな感じかな。

シオンは僕には愛想がとてもいいから、もっと一緒にいたいのかもね。

でもずーっと一緒にいたらホントにいいのかは分かんないけどね。

今朝も楽しかった。ああ、満足!

_ おー何じゃその音は!

音に敏感なシオン。今、僕んちの周りの田んぼは稲刈りの時期で

大きな車が行ったり来たりしている。

ブォーン、ゴォーン、なんとも凄い音だ。

シオンはそれが何だか分からないから、吠えている。

母さんが大丈夫となだめても、直ぐにまた吠え出す。

僕やバウは、見えても全然平気だよ。

確かに直ぐそばに来られるとビックリするかもしれないけど、

何か勝手に動いてるんだと分かると、ほっとけばいいと思う。

シオンは気にしすぎなんだよね。

稲刈りの時期は、ほんのチョットだけなんだけどね。


2006年09月16日 雨にも負けず [長年日記]

_ 台風なんだって

今日は母さん父さんが黒い服を着てお出かけだった。

どこに行くんだろう??

夕方近くになって帰ってきた。

今日はあいにくの雨。昼間は少し降り方が違った時もあったけど、

夕方の排泄時間に土砂降りになった。

最悪だよ。

母さんと父さん、そんな雨の中を何を思ったのか僕らのシャンプーを

したんだ。

エッ?こんな天気なんですよ?

まぁしょうがないなぁって思ったけど、バウと僕はしてもらった。

お陰で今、部屋には除湿機がブンブン回っている。

除湿機ってね、暖かい空気が出るんだよ。

湿気も取って暖かい空気がでるから、今日みたいな日はいいかな。

夜になって雨がだんだん酷くなってきた。

やっぱり台風とかいう天気のせいなのかな。

確か、母さんの話では、今日はハーネスの仲間がイベントをしたとか

言ってたと思う。

上手くいったかなぁ。僕ん家によく遊びに来る犬ダチもそれに

参加したはずなんだけどね。どんな様子か知らないんだよ。

まぁまた母さんのことだからイロイロ話を聞いてくると思うけどね。

明日は天気、もっと悪くなるのかなぁ・・・

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_ tosimaru [ぼくノアです。 午後6時過ぎに松江に帰ってきたよ。 盲導犬のイベント 大盛況だったよ。 犬好きな方がたくさんこられ ..]


2006年09月17日 おおお・・・ [長年日記]

_ 段々ひどくなってきた!

台風というヤツが近づいていると母さんたちが話している。

何だか父さんは家の外をトントン、ガンガン大きな音を立てて

仕事していた。

何が起こるんだろう?

大丈夫かな?

不安です。


2006年09月18日 台風 [長年日記]

_ サークル

台風のせいでボスキャラのシオンもさすがにビビっていた。

それで夜は久々にサークルを出してシオンを入れ、僕、バウの3頭が

一部屋で寝る事になったんだ。

シオンは毛が多いから、狭い部屋では室温が上がるんだよ。

だから、扇風機まで動かすんだ。

空気清浄機と扇風機、昨夜はブンブン回った一晩でした。

幸いに僕らの家は台風の被害もなく、やれやれだ。

サークルの話は、前にも書いたけど、これそんなに高さは高くない。

僕は楽勝でジャンプして飛び越える。しかしバウはできない。

今日は昼間、そんなサークルに僕とバウは入ってガジガジおもちゃを

楽しんだ。

でも僕は飽きっぽいから、すぐに外にでたくなる。

バウはほっといたら、そのまま寝たりするんだって。

母さんが、サークルに入って僕らを撫でてくれたんだ。

僕は甘えて、そのうち興奮して、やっぱり出たくなるんだ。

エヘヘッ。

そうそう、今日はメイもお姉ちゃんに甘えていた。

時々こうしてお姉ちゃんの両脚の間にメイは体を挟まれて甘えるんだ。

優しく撫でてあげると、そのまま眠りにつく事もあるらしいよ。

しかし、写真に撮るとやっぱりメイは太っちょだね。

おなかデカすぎだよね。

いつもは耳が折れ耳なんだけど、こうやってひっくり返って

いるとさすがに耳はピンとしているでしょう。

顔が変わってみえるんだよ。

お姉ちゃんも父さんも母さんも、みんな笑うんだよ。

今日は写真を貼ります。

シオンがサークルで伏せている写真バウとマッキーが並んでサークルにいる写真メイがお姉ちゃんの両脚の間に仰向けになって挟まれている写真
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_ mihoko [大きな台風で怖い夜だったようですね、大変でしたね。写真のかわいいメイちゃん幸せそう♪マッキー、バウ、シオン君もなーん..]

_ マッキー [みほりんさん、ありがとう。サークルの敷物がグッチャになってるの分かる?ウフフッ。]


2006年09月19日 オオオオ・・・・ッ!興奮。 [長年日記]

_ 僕の逆毛

夕方、母さんはいつもよりチョット遅く帰ってきた。もう父さんは、

その時は帰っていて、僕らの排泄も終わった後だった。

でも、父さんはこの前から始まった家の周りでドンドンガンガンする

仕事をしていたんだ。

いったい何してんだろう?父さん。

母さんは、一通り僕らに挨拶して、僕らのご飯を用意してくれた。

待ってました!この時を待って待って・・・

食事も済んで、僕はもう一度、排泄。

エヘヘッ、僕はご飯を食べてからじゃないと出来ない時が多いんだ。

もちろん、それまでに運動をいっぱいするとしたくなるんだけど、

夕方は母さんたちも忙しいから、バウみたいに一度に両方の用を

すませる犬はいいけど、僕はそうはいかなくて、いつも食後に

ゆっくりとさせていただきます。

食事も排泄もすんで、母さんは僕をシオンの所に連れて行き、

一緒に遊んだんだ。

知ってる?

僕らは興奮すると逆毛が立つんだよ。

見た事あるかなぁ。

背中の首した辺りの毛がぎゅうっと起き上がるんだ。

しっぽの付け根あたりの毛も逆毛立つことがあるよ。

ネコは逆毛立てて怒るところがあると母さんは言ってたけど、

僕ら犬族も逆毛って立つんだよ。凄いでしょう。

今日の僕はまさにその状態だった。

何だかとっても調子ずいて、シオンに負けないくらいパワーが

あったんだ。

シオンは体重、約42キロ。二本足で立たせると前足が母さんの肩に

手がいきます。

気を抜くと凄い衝撃の体当たりを食らうんだ。

今日の僕はもっと凄い。シオンの体当たりを真正面から受けて立ち、

僕も二本足で立って前足でシオンの前足を押さえ込んだね。

一度はシオンもバランスを崩して、ひっくり返る始末さ。

こんな熱いバトルだけど、決してケンカじゃないからね。

ケンカじゃないから、お互いに決してキバをむく事はないんだ。

これがケンカなら、むしろシオンが調子を合わせるどころか、

ピタッと動きが止まって、睨んでくる。

そして、ひくーい唸り声がそのうち聞こえてくるんだよ。

マジでシオンがキレたら、勇猛果敢な獣と化すんだからね。

母さんが以前いってけど、

「シオンがすっくと背筋を伸ばして立つ姿は、誇り高き一族の者って

感じがするのよね。親ばかかしら私って」

ホント、あなたは親ばかですよ。

ところで僕はどうなの?かあさん。


2006年09月20日 オオオオーッ!興奮の第2弾 [長年日記]

_ これは一大事!!

朝、母さんは僕らのフードが容器になかったので、新しいフードの袋を

あけて容器に移し替えていた。

ザーッ、バラバラ。

いつ聞いてもいい音さ。ニマッ!

今朝は誰もいないところで母さんはフードを移していた。

だから今日も音だけなんだなぁと思っていた。

しかし、父さんは何を思ったのか、いきなりバウを連れて行き、

「ほら、バウこぼれてるよ。おいしそうだねぇ。」なんて言って、

落ちたフードの粒を食べさせたんだ。

父さん、それっていいの?僕もやらせて!

バウの次に僕の番がきた。

やったね!

アッ、あったあった。こっちにも、あっちにもある。

夢中で探すんだけど、そのうち僕は閃いたんだ。

わざわざ落ちてる粒なんて拾わなくても、容器にたっぷり入ってるじゃん。

これ、いただき!ってね。

母「マッキー、ダメ!」

とっさに母さんは僕を止めたんだ。何で?フードくれるんだから

タップリある方を食べるほうがイイに決まってるのに。

一粒づつなんて、食べたか食べないか、歯に当たりもしないより、

大きく口を開けてガッツガッツと食べるのが僕は好きなんだ。

軽くカップ1杯は一口でいけるかなぁ・・・エヘヘッ。

結局、大してフードももらえないうちに僕も寝床に戻された。

父さんも母さんも気分屋なんだから!プンプン!

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ マッキー [デヘヘッ恥ずかしいです、ちびまるこさん。 僕も明るいけど母さんも明るい性格なんですよ。]

_ としまる [こんばんは ばんずますて ノアです。 まっきー君よかったね ボクもたまに してるよ にこにこ ドックフードをおとうさ..]

_ マッキー [オオ!ノアくん、仲間だね。]


2006年09月21日 騒音 パート1 [長年日記]

_ ドンドン、ガンガン

今日も夕方になって父さんは家の周りでドンドン、ガンガンと

音を立てながら仕事をしていた。

何だか毎日騒々しいなぁ。

母さんたちは、僕らが元気に遊ぼうって吠えると騒がしいって言うんだ。

でも僕らにすれば、今の父さんの仕事のほうがもっとうるさいよ。

ここで僕がウルサイ!って抗議したら、母さんたちは、

また怒るんだろうな。ホントうるさいんだけど・・・・

仕方ないから僕もバウも犬族は諦めている。

いったいいつまで続くんだろう。

父さん、何やってるの??


2006年09月22日 騒音 番外編 [長年日記]

_ ワシ、はぶてた!(拗ねるという意味)もうせん!

実は昨日の父さんの仕事には、こんなハプニングもあったんだ。

父さんは家の外で仕事をしていた。

母さんは、用事をしながらメイをいつもの場所からお姉ちゃんの

部屋の前につなぎ変えたんだ。

メイは頭上で父さんがドンドン、ガンガンするのにも耐えていた。

母さんは時折、父さんの手伝いをしたりしていたから、メイもそれなりに

うるさくても我慢したんだと思う。

でもメイは父さんから、えらくヒンシュクをかったんだ。

父「アッ、メイ!母さん、メイがワシの道具のそばで○○○した。

許せん!」

母「まぁそうなん。いけんねぇ。」

なんとメイは大事な父さんの大工道具のそばをトレイとして

用をたしたらしい。ゲゲッ!そりゃ父さん怒るよ。

また、しばらくして、

父「モーッ!最低じゃオマエは!母さん、メイが今度はデッカイのした」

母「やれんねぇ。責任者のお姉ちゃんにキツク指導してもらいましょう。

証拠品をそのままにしといてね。証明せんといけんから」

メイは大変な事になってしまった。

でも、メイにとっては外で用をたすのは当たり前。僕もそうさ。

だから父さんの道具のそばは遠慮した方がいいけど、近くにしても

仕方のないことだと思うんだ。

でも、父さんにとっては大事な道具のそばでそんなことされたから

怒りがこみ上げてきたんだと思う。

父「もーせん!ワシはぶてた!絶対にもう仕事してやらん!」

そう言って片付け始めたんだ。

母さんはゲラゲラ笑って見てましたけどね。

その後?メイはとても気まずかったんだよ。


2006年09月23日 秋晴れ [長年日記]

_ 今日はシャンプー日和

とっても気持ちのいい天気。

朝晩は涼しいけれど、昼間はお日様がでて暖かい。

こんなひこそシャンプー日和さ。

この前、僕とバウは台風の中をシャンプーされたから、今日は、

シオンと犬ダチの2頭だった。

そう、今日も犬ダチが遊びに来ているんだ。

犬ダチって最近すごく痩せたんだ。遊びに来るようになった

最初の頃とはえらい違いさ。

母「ホント今日は一段とホッソリとして見えるねぇ」

父「痩せたなぁ」

と父さん、母さんの二人は話していた。

まぁお医者さんにもうちょっと痩せましょうと言われているそうだから、

それくらいでもいいのかも知れない。

僕らの体重は、父さん、母さんが人間の体重計で量って計算している。

僕は抱き上げられるのがイヤだから、いつも大暴れさ。

だって、動きが取れなくなるのはイヤでしょう。

バウは平気なんだ。

母さんが両手でバウの体をしっかりと抱えて持ち上げる。

30キロ近い重さを抱き上げられる母さんは素晴らしい!

一度、病院で先生や看護婦さんが診察台からバウを降ろそうしたら

母さんが先に抱えて降ろしたそうな。

周りはア然としたらしい。だろうなぁ・・・・

しかし、シオンはさすがに母さんが抱えるのは無理。

父さんも腰が痛いといってメッタには抱えないよ。

犬ダチも35キロ以上あるんだ。

重い犬を抱えるのは大変だし、慎重にして欲しいんだ。

犬ダチは7歳だから、これからが足腰に不安をかかえる。

僕らの体重管理の一つには、そうした病気予防があるんだって。

犬ダチは、もともと動作がゆったりしてるんだ。

でも、遊ぶ時や何かを訴える時は、実に機敏だよ。

痩せたせいか何だか動きがいいねぇと母さんたちも言ってた。

でも足はさすがに若い犬とは違うんだって。

メイ(11歳)は特に足が弱ってきている。

夜、トイレにでて目の前をネコが走ったそうな。

父さんは「あっ、ネコじゃ」と言ったんだって。

以前ならこの状況で、すでにメイはネコに向かって走っていた。

でも動くネコを見つけて、トットコ近づくとネコの方が速くて逃げた。

という具合だった。走る気力がないと言うのかなぁ、父さんも

「ホントにメイは衰えたなぁ」とこぼしていた。

僕らも段々メイのようになるのかなぁ・・・

ああ、そうだった!

今日は夕方、台所で父さんが電話に出て話をしている時に、

犬ダチが父さんに「チョット僕のほうを見てよ」みたいな仕草で

前足を父さんのヒザに乗せたところを写真に撮ったんだ。

顔はちょっぴり他を向けているけど、これは犬ダチの性格なんだ。

犬ダチはね、気持ちをストレートに向けるときと、やや探りを入れた

仕草をする時があるんだ。

その写真を貼ります。

犬ダチが前足を父の足の上においている写真
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ mihoko [犬だちさん何かお父さんにおねだりのポーズですね(笑)すっきりスリムとお見受けしました。。かわいいですね〜。]


2006年09月24日 僕らラブ族 [長年日記]

_ 僕、バウ、犬ダチ

僕ら(マッキー、バウ、犬ダチ)は、ラブラドールレトリーバーという種類だ。

盲導犬になっている種類は、ゴールデンレトリーバーと

ラブラドールレトリーバー、そしてゴールデンとラブラドールの

両方を親に持つF1(エフワン)と言われる種類が多いらしい。

母さんの話では、その他にも世界中では色々な犬種の犬が盲導犬に

なることもあるんだって。

でも、実際に会ったわけではないらしいよ。

レトリーバーが盲導犬の犬種として選ばれるには理由があるらしい。

僕はなれなかったんだから、僕から言うのも変だから、

もし知りたいなぁって思う人がいたら、全国の盲導犬訓練所の一般見学日

などに参加して、盲導犬の色々な情報を知る事がいいと思うよ。

訓練所には、たくさんの犬たち、かわいい犬などもいるんだ。

でも、犬を見に行くだけじゃなくて、訓練所の人の話にも耳を傾けて

欲しいなぁ。時には、盲導犬ユーザー(使用者)のお話もあるかも

知れない。

実際に盲導犬とどんな生活をしているとか、ナマの声を聞く事で

より盲導犬ってどんな犬のことか分かると思うよ。

たくさんの人に盲導犬の事を知って、その使用者のことに理解を

しめして欲しいんだ。

今朝、母さんが面白い話をしていた。

母「バウは食べ物を前にしても、マテと言われたら、ちゃんと

母さんの顔を見て合図を待つのよねぇ。でも、マッキーも犬ダチも

母さんじゃなくて、食べ物を一心に見つめて合図を待ってる。

食べ物はヨシなんて言わないわよマッキー。」だって。

そうなんだ。僕も犬ダチも、マテと言われると母さんを見ずに

食べ物のほうを見て合図を待っている。

だって、一瞬でも早く食べ物に食いつきたいでしょう。

バウは、母さんの顔を見て、それから食べるから、チョット遅れる。

もし、ビーチフラグの取り合いみたいに、ヨーイドンでいくなら、

僕が絶対に勝つんだ。

でも、バウは取られたら怒るから僕の口をめがけて食いついちゃうかなぁ?

試した事ないから判らないけどね。

食べ物の恨みは恐ろしいって人間でも言うのでしょう。

僕らも食べる事では譲れません。

一心に食べ物を見つめる僕と犬ダチ。

そのうち、ダラーリとヨダレが落ちてくる。

母さん、マテは酷な話です。


2006年09月25日 あちゃぁ・・・・ [長年日記]

_ メイの失敗

メイ(11歳)は、段々衰えが目に付くようになってきた。

母さんも父さんも、何かにつけてメイが年取ったなぁって言うんだ。

夜、メイはいつものように家の中をウロウロしていた。

母さんがあっちこっちをウロウロ。

メイもウロウロ。

お姉ちゃんも家にいたけど、部屋にこもって音楽を聴いていた。

メイは今お姉ちゃんがいる部屋で、今年になって大失態を犯したんだ。

トイレは外でするメイだから、行きたくなったら誰かに訴えるはずが、

勝手にその部屋に入って用をたしていた。

一度そこに匂いが付くと、僕らには何日たっても分かるから、

またそこに行ってしてしまう。

部屋の扉は厳重にチェックされるようになった。

父さんたちもメイが年寄りだって分かってるから、ひどくは怒らない。

今日もその部屋にはお姉ちゃんがいて、ドアは閉まっていた。

そしたらメイはそのドアの前の廊下で、しかも母さんの目の前で

ジャーっとしてしまった。

母さんが見た時は、すでに止めることなど出来なかった。

母「今度は、時間的にトイレをさせた方がいいかもしれんねぇ」

と言っていた。

これから寒くなる。田舎はすでに涼しいより寒い気温になってきた。

お陰でバウも夜のトイレが忙しい。

僕らは寒さには強いけど、個人差があることは知ってて欲しいなぁ。


2006年09月26日 曇り空? [長年日記]

_ 何だか暗いなぁ・・・

ここのところ、すごくイイ天気でお日様がサンサンと照っているよね。

それなのに、何だか僕らの寝床はいつもより暗い気がするんだ。

何でだろう?

父さんは、相変わらず家の外でドンドン、ガンガン音を立てて

仕事しているし、いつになったらこの音が終わるんだろう?

母さんも父さんも、何にも説明してくれないから、僕には全く

分からない。

まぁそのうち何か話はしてくれるんでしょうけどね。

明日の天気も晴れ?いや曇りかなぁ・・・


2006年09月27日 踏み台 [長年日記]

_ 母の優しさ

犬ダチを送っていった日、母さんはメイのためにある物を買ってきた。

メイは柴犬くらいの大きさで、普通なら玄関の上がり口とか、

外から廊下に入るくらいは楽勝で上がれるんだ。

以前は、そんなジャンプは何の問題もなかった。

でも、今は外から帰って部屋に入ろうとしたら、上がるのが難しい時が

あるんだ。

それで、母さんはメイのために踏み台を買ってきた。

母さんは、階段にしようか、踏み台にしようか迷ったらしい。

でも、階段より踏み台の方が判りよいかなと思って選んだんだ。

お姉ちゃんの部屋は、外から入る時、メイにとってはチョット高い。

そこで、その入り口に踏み台を置いてみた。

母「メイ、ここよここ。ここに来て、上がっといで」

母さんが、踏み台をタタキながら教えるんだ。

母さんが以前言っていたけど、メイは雑種だけど賢い犬だって

思ったらしい。

何度も繰り返して、教えてくれる。

上がるのは上がれたけど、降りるのはまだ下手だ。

慣れれば上手くできると思うけどね。

僕らは新しい事を学習するのに時間がかかる事と直ぐにできちゃう事が

あるよ。

人間だって、目的の所に行こうとしたら遠回りするより近い道を選ぶ

でしょう。僕らも近くて速い方がいい。

でも、場合によっては遠回りしないといけない事がある。

道の途中に嫌いなヤツがいたりしたとかね。

メイにとって踏み台は便利な物だと思ってくれたら、使ってくれるけど

イヤな物だと思ったらダメなんだ。

母さんがいくら足の弱ったメイのためと思っても、メイにとっては

邪魔な物でしかない。

僕は最近まで二階建てになったゲージの中にジャンプして飛び込む事が

できたんだ。楽勝だよ。

でも母さんは、そろそろ無理をしないようにしようねと言って

バウと僕のゲージが横並びになって、僕の部屋は1階になった。

二階建てのゲージにジャンプするのは初めからじゃないよ。

母さんが僕がジャンプが得意なんで興味半分で二階建てにしたんだ。

そしたら簡単にジャンプして入れた。

でも母さんはケガしたらいけないから、踏み台を前に置いて

ステップにして入らせようとした。

だけどそれこそ僕にとってはイヤな事だった。

お陰で踏み台に当たってバランスは崩れるし、僕は踏み台なんか

いらないと思ったんだ。

それを母さんは分かったかどうか知らないけど、あれ以来、

踏み台を用意しなかった。

だけど僕も若い犬じゃなくなるから無理しないようにしたらしい。

まだ僕は平気なんだけどなぁ・・・

そんな経験のある僕だから、メイの踏み台に対する気持ちも分かるよ。

まぁしばらく様子をみてもらいたいね母さん。


2006年09月28日 何やってんの?みなさん [長年日記]

_ 3人とも汗だく

今日は父さん母さん、そしてお姉ちゃんまでみんな揃って家の外で

なにやら仕事をしていた。

天気は上々。朝からみんな、えらくバタバタするなって思っていた。

そしたら、大きな車がやって来て、グゥイーン、ガガガーッと、

大きな音まで立てだした。

3人はいっせいに車の方へ行き、何かは分からないけど、

ドロドロした物を家の周りに広げだしたんだ。

何だいソレ!

やっと終わったと思ったら、母さんが運転手さんに

母「すみません、もう少し足らないみたいなので、お昼から

また来て下さい」と頼んでいた。

エーッ?まだいるの?そんなもん、どうするんだよ。

今日の3人の昼ご飯には、すごく腹が立ったよ。

僕らの目の前で3人は『あったか弁当』を食べたんだ。

3人とも行楽気分なの?全く気に入らない。

僕らには何もくれないんだからね。

昼から、またあのウルサイ車が来て同じようにドロドロした物を

降ろして行った。

みんな何だか疲れてるなぁ・・・・

夕方、やっと仕事を終えてみんなで集まっていたら

父「あー体が痛い。やっぱコンクリうちは疲れる。」

母「うん、明日の仕事、休みたいなぁ」

姉「私なんか夜、会議だけん仕事よ」

みんな文句みたいな事、言っていた。

父「でも、明後日くらいにはコンクリが乾くから犬が入れるかなぁ」

母「そうねぇ、天気も良さそうだし。早く出来上がるといいねぇ」

エッ?犬って僕らの事だろうか??

何があるんだろう。

ホント、最近みんな変なんだから。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ mihoko [この後どうなっていくんだろう??わくわく。]


2006年09月29日 反省 [長年日記]

_ うーん、チョット失敗かなぁ・・・

今日は母さんは朝早くから仕事に行って、夜になって帰ってきた。

父「母さん、チョット失敗したかも」

母「エッ?何が?コンクリのところ?」

父「うん、あれ見て」

そう言われて母さんは外を見たんだ。外は真っ暗だから、父さんが

ライトを持ってきて照らしながら

父「ほら、あそこ水が溜まってるでしょう。今日、水をまいてみたら

水はけが上手く行かない所があるんよね」

母「まぁ、でもあれくらいなら大丈夫じゃない」

父「まぁね。あそこと、ここに排水溝があるから、大丈夫とは思うけど」

母「父さんは左官さんじゃないから、まっ仕方ないね。それより、

あちら側に床を張って、みんなの憩いの場所ってのはどう?」

父「ああ、あっさり部屋を拡大するかぁ?隣りの部屋の窓をデッカクして、

出入りも出来て・・・」

母「エッ?いやそこまでせんでも・・・犬が遊べないといけんしね。

でも、空調完備したら、絶対みんなが集まると思わない。ほら、

あの○○さん家も結局、ワンチャンの部屋がみんなの団欒の場に

なったじゃない。夏は涼しくていいし、一箇所に集まれば、

電気代も安くなるとか言ってね。」

父「そういう話もあったねぇ」

父さんと母さんの話は、何だか日毎にエスカレートしているような

気がするんだけどね僕。

でも、僕にはまだ何の事だか見当もつきません。

何なんだろう父さんたちの企みって。


2006年09月30日 何それ? [長年日記]

_ 赤いペンキ?

今日は母さんがドンドン、ガンガン、ギュイーンって音を立てて

何かをしていたんだ。

お昼になって、父さんが食事に帰ってきた。今日はお姉ちゃんも

家にいたんだよ。

父「母さん、また何やってんの?もー道具いっぱい出して。アッそれ

ダメなノコギリだよ。それにこれは電池がないから違うのにしないと・・」

母「いいのよ。私がやるんだから、こんなものでいいの。」

姉「母さん、何作ってんのよ?」

母「いいじゃん何でも。父さん、このデッカイ木を8本に切って」

父「はぁ?これいい木だよ。」

母「じゃこっちのヤツでいい。古い木だからいいでしょう。」

父「モーッ!」

何だか知らないけど、母さんは父さんやお姉ちゃんの話は無視して

何か作ろうとしていたんだ。

父「ハイ、切ったよ。で、どうするん?」

母「この板とこの木でイスを作るんよ」

父「はぁ??誰が使うの」

母「シオンよ。寝っころがれるでしょう。」

父「壊れるよ、すぐに。フフフッ」

母「いいの。私が作るんだから」

母さんは、父さんが言う事なんか気にせずドンドン、ガンガンと

仕事を続けたんだ。

父さんは仕事場が近かったらしく、ちょくちょく母さんの様子を

見に帰ってきた。

父「へぇー出来たんじゃ。」

母「まだよ、ペンキ塗るけん」

姉「私、いらないペンキとハケがあるよ」

母「うーん、赤色ねぇ。まぁでももったいないから、この際、

使っちゃいましょう。」

母さんは、さっそく作った物に赤い色を付け出した。

母「出来た!まぁいいでしょう。あり合わせの材料だし、こんなものよ」

母さん、せっかくですが、僕らはそれが気に入るかどうかは、

これからだからね。

気に入らない事もあるってこと、忘れないでね。

誰も近づかなかったらガックシなんだろうなぁ母さん。