2007年12月27日 「遠き道展」視覚障害者の方が楽しめるよう、工夫された現代日本画展 [長年日記]
_ 「遠き道展」視覚障害者の方が楽しめるよう、工夫された現代日本画展
平成20年1月4日から、「遠き道展」が、明石市文化博物館で開催されます。
視覚障害者も楽しめるように、工夫された現代日本画の展覧会です。
平成20年11月には、島根県の今井美術館でも開催される予定です。
_ ここから御案内分です。
趣旨
当展覧会は普及という言葉を主旨にしています。一つは現代日本画の普及、一つは視覚にハンディキャップのある人に対する絵画の鑑賞方法の普及です。
現在日本画の公募展が行われている地域は巡回展を含めても限られています。当展覧会では公募展の作品及び公募展以外の作品、加えて大作で構成されており現在の日本画のトレンドを鑑賞して
いただく機会をご提供することにより日本画を愛してくれる人。日本画を目指してくれる人を増やすことの普及を目指しています。
現在視覚にハンディキャップのある方々に対する平面の鑑賞機会はほとんどありません。又いかなる鑑賞方法が有効であるか及びどのような方法が現在考えられているかという事が全国的に統一
されて知られている物ではありません。当展覧会では現在考えられているほとんど全ての方法を一同に実施し理解を深めていただき視覚にハンディのある方々の美術鑑賞の普及に資することを目指
しています。
我々は視覚に障害がある方が完全に絵を健常者と同じ精度で見て頂くことは不可能であることは理解しています。ただ大切なことは視覚にハンディキャップのある方が美術を通して1カ所行け
る場所が増えること1つ話す話題が増えること。そういうことがいかに喜びであるかを理解しその方法を普及させることにあります。
健常者・障害者にかかわらず、人として生きている中で優しさが大切であると考えています。
_ 近畿 明石市文化博物館 平成20年1月4日−1月27日 文化庁
後援 社会福祉法人日本ライトハウス・全国盲学校長会・厚生労働省
_ 詳しくは 遠き道展 ホームページ
http://www.geocities.jp/artmuseumjp/ 遠き道展 2年間に、十数か所の美術館を回ります。 平成20年11月には、島根県の今井美術館で行われる予定です。_ 開城ではてくてくラジオによる 作品の音声案内を実施しています。
みなさま ぜひAMラジオを持ってお越しください。
_ 触覚ディスプレイOUV3000をお持ちの方は、OUVライブラリーのダウンロード機能を利用していただくと、芸術フォルダの中の絵画フォルダの中に、遠き道展のフォルダが追加されます。自宅で
も「遠き道展」の作品を、点図でお楽しみいただけます。