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マッキーの部屋


2006年08月22日 ヒラ〜リ [長年日記]

_ 犯人は誰だ?

昨夜は母さんと父さんが笑いながら、でもジッくりと僕とバウを見つめた。

夜になっていつものように、みんな寝床についた。

電気も消えてさあ寝るぞ!と思ったところでブォッて音がした。

父「母さん、したろう?」

母「違う!父さんでしょう」

父「違うよ」

二人はムックと起き上がって電気をつけ、僕とバウを見たんだ。

僕は横になって寝そべっていた。でもバウはお座りして

なんか落ち着かない様子。

父「おまえかねバウ」

母「そうなん?」

父「ほれ、あの気まずそうな顔、目を合わせんよ。自分でして

自分にビックリするんだから・・・」と言っていた。

僕はちゃんと知ってるよ。誰が犯人か。

僕の嗅覚はバッチリですからね。エヘヘッ。

_ 僕は美しい!

夕食時、父さんは両手にフードの皿を持ち、母さんは僕らのゲージを

開けた。父さんは「バウ、マッキーご飯」と叫んでいる。

僕らは昼間は廊下のゲージでゴロゴロしているんだ。夜になると

寝床のある母さんたちの部屋に移動する。

距離にして2、3メートルあるかなぁ?ないかなぁ?

ご飯と言われて猛ダッシュの僕とバウ。寄り道なんか絶対しない。

今日は、いつものコースに洗濯カゴが置いてあった。誰だよ!

僕らの行くてを阻む邪魔な洗濯カゴ。洗濯物を干したら片付けてよね。

バウはカゴを避けて走った。遅れた僕はカゴを飛び越えて走った。

母さんが思わず「あらぁマッキージャンプの姿が綺麗じゃない」と言った。

母さんの話では、僕らの仲間だったトラ(雑種)は走る姿が

とても綺麗だったというんだ。細身の体、僕もそうだけど、

走る姿は草原のガゼルかインパラみたいだったと絶賛する母さん。

僕のジャンプする姿も、これまたとてもステキなんだ。

だから母さんも写真に撮りたくてしょうがない。

でも上手くいかないんだよね、これが。

障害物のカゴは高さ50か60センチだろうか。

僕にとっては大した高さではないけれど、

ご飯と言われて急いでいるから

避けるよりは飛び越える方が速かったんだ。

細身のボディーが飛び越える時にスーッと伸びるんだよ。

我ながら惚れ惚れするっていうの、素晴らしい!

バウはジャンプ力が僕よりないから、同じ飛び越え方をしても

たぶん全然違うと思うよ。走りもジャンプも美しくなくっちゃね。