2006年10月12日 夕飯時 [長年日記]
_ 携帯電話
父さんと母さんが晩ご飯を食べていた。
母さんは、いつものように一日の出来事やらテレビのニュースやらを
話題にして一生懸命に話をしている。
実にエネルギッシュだよ母さん。
父さんは、どちらかと言うと面倒なんだね、これが。
だから時々母さんとケンカになる。
母さんは話を聞いて欲しいのに、父さんは適当に話をするから、
チンプンカンプンになるんだ。
今日は、母さんが携帯電話の新機種の話を持ち出した。
母「今日ね、新しい携帯の機種が発表されたんよ。父さんの電話の
次のタイプ。いいわぁ。欲しいなぁ。でも高いんだろうね。
カメラの性能がスッゴク良くなってるんよ。」
父「ふーん、買えば」
母「でも、出たばっかりでしょう。高いんじゃない?今のも
まだ使えるしね・・・」
父「・・・(無言)」
母さんの話について行けなくなった父さんです。
こういう場合、母さんは当分の間、一人で空想の世界を歩くんだ。
ああなったらいいな。とか、こうだったらいいのにな。とかね。
母さん、僕も毎日、タップリご飯が食べれたらいいなって心から思うよ。
でもね、叶う願いと叶わぬ願いがあるんだよ。
いつの時でも現実は厳しい!
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