2007年09月01日 九月は月 [長年日記]
_ 模様替え
今日から9月になった。
虫の音を聞きながら、夜になると涼しい風が吹いてくる。
秋の季節がやってくる。
8月はヒマワリでこの部屋の壁紙を飾ったけど、今日からは気分一新。
何にしようかと考えて、いろいろ選んだ結果、今月は中秋の名月にちなみ
月の模様を選んだよ。
淡い色合いのかわいいらしい三日月が壁の左端の縦一列に並んでいる。
色合い的には秋って感じじゃないかもしれないけど、お月様が出てるからヨシとしましょう。
さて、今日は人間家族は揃ってお出かけだった。
帰ってきてから、買い物の品をあれこれ出しては楽しんでいた。
ソラには、服と横長の白いカゴがあった。
あのカゴは何にするんだろう?
また母さんは何か考えているらしかった。
どうなるんでしょうねぇ・・・・
2007年09月02日 シャンプー [長年日記]
_ 僕らのシャンプー
今日は昼間から涼しい風が吹いていた。
母さんがお休みで家にいたから、僕らは寝床にずーっといたんだ。
3時ごろ、父さんが帰ってきて、それから僕とバウとシオンはシャンプーになった。
部屋には除湿機で乾燥。
水でも冷たくないし、気分も一新。
バウも僕も、今年は抜け毛が多い。
バウは特にまだたくさん抜けている。
母さんは掃除しながらブツブツ文句を言っていた。
今日みたいに涼しくなると段々過ごしやすい。
今日はクーラーを使わなくても良かったんだよ。
すごいでしょう。
僕らにとってはこれからがいい季節なんだよ。
2007年09月21日 やったー! [長年日記]
_ パソコンのインターネット復旧
今年の我が家は、雷のせいでパソコンの不具合が多いらしい。
母さんは超不機嫌になる。
母「父さん、またダメよ!」
父「えーっ!この前も、その前も、そのまた前もそう言ったよ。またダメなん?」
母「そうなんよ。頭にきた!もう根本的にやりかえちゃう!」
父「はぁ?パソコン新しいの買うの?」
母「違うよ。新しいのは良いかもしんないけど、そうじゃなくて、プロバイダーとか
電話回線とかを代えて、気分一新よ」
父「パソコン音痴の父には分かりません」
どうやら母さんは、パソコンの設定をいろいろ変えるらしい。
と、いう事で、今日はそのパソコン設定のために、知らない人がやってきて、
なにやらガサゴソして行った。
母「やったぁ!これでまたインターネットができる。ラッキー。」
母さんはご機嫌になっていた。
まぁ何事も程ほどにしてくださいね母さん。
2007年09月23日 遺伝子 [長年日記]
_ 盲導犬の適正?
夕方、母さんはテレビを見ながらつぶやいていた。
母「すごいなぁ。今の時代、犬の人工授精により、特定の素質を持った犬を産み育てることが
できるようになってきているんだ。話には聞いてたけど、テレビで見てなるほどって思うなぁ」
父「ふーん」
母「確かに、マッキーのように盲導犬の適正に合わない犬がいて、繁殖犬から
産まれた全ての犬が盲導犬になるなら、すごいことなんでしょうけどね。
現実はそうじゃない。盲導犬になれるかどうかは、一頭ごとに違う性質とか
他にも理由があるとは思うけど、難しいことだと思うよホント。」
父「うちのマッキーの場合は落ち着きがないことが一番の理由だよね」
母「そうよねぇ。集中力って人間でも個人差があるけど、犬も一緒だよね。
マッキーには盲導犬としての適正は十分じゃなかったかもしれないけど、
他の犬にはない良いとこも一杯あるもんね」
父「本当?ハハ八ッ」
母「マッキー、父さんがあんなこと言ってるよ」
マッキー「ウーッ」
僕の気持ちなんて、どうせ気にしてないでしょう。
まぁ僕は僕だからね。
盲導犬の研究は、遺伝子レベルでされているんだって。
何だか難しい話みたいで、僕にはよくわかんないけどね。
僕の兄弟も盲導犬になったやつがいるんだけど元気かなぁ。
お互い、もう7歳。
年取ったなぁ・・・・
2007年09月24日 どうしたの? [長年日記]
_ 昨夜から
夜遅くに父さん、母さん、お姉ちゃん、みんなが何だか騒いでいた。
メイもいつになく五月蝿いくらいに鳴いている。
何だか悲しそうな、辛そうな、何が起きてるのかわかんなけど、ずーっと鳴いていた。
母「こりゃぁやれんよ。病院に行こう」
父「そうだね、連絡してみよう」
どうやら、メイは体調が悪いらしい。
病院に行って、観てもらうみたいだ。
昨日の昼間も夕方も、いつもと変わらなかった。
それなのにどうしことか夜になって、お姉ちゃんも母さんたちも大騒ぎ。
大丈夫かなぁ・・・
僕にはよくわかんない。
結局、明日はみんなでメイを病院に連れて行くことになったらしい。
大したことないといいけど・・・
2007年09月25日 病院 [長年日記]
_ メイの病気
メイの調子がおかしくて、母さんとお姉ちゃんが病院に連れて行った。
朝からみんな、何だか暗ーい雰囲気だった。
お昼前、仕事に行っていた父さんも帰ってきて、全員集合となった。
父「どうだった?」
母「うん、結果的には重病という訳でもなく、悪い病気になった訳でもなかった。
ただ、はっきりとした原因は特定できないけど、外傷によるものだと分かったから
それなりの処置ができるし、命に別状もないみたい。しばらく通院しないと
いけないけど、それで治るんなら良かったね。」
姉「帰る車の中でも、私があんまん食べてたら、いいもんたべてるでしょう。私にも頂戴って
催促するくらい元気なんよ。全くこの二日は、こっちが気分悪くて
呆れるよ」
母「ホントねぇ。みんな寝不足だし、心身ともに疲労だってのにね。今回は、もしかして
悪い病気で先がないんじゃないかと心配させられたのにね。まぁでも、良しとしましょう。
それとまだ傷口が悪いから栄養つけないとね。食事を少し変えようかね」
父「うん、それはいいかもしんないね。でも年寄りになってからのケガは、いやだね。
こういうことがしょっちゅうあると、神経遣うね」
母「しかたないね。これからは、移動する時や排泄の時も気をつけてやらないとね。」
姉「ちょっとした事でも傷や化膿になることもあるかもしれんしね」
どうやら、メイはケガをしたらしい。それも切り傷みたいなものじゃないんだろうね。
でも、病院に行って、治療したから、これからは安心みたいだ。
メイは食欲旺盛だし、あれなら早く治るんじゃないかな。
母「ねぇ見てよみんな。さっき鶏肉をやったんだけど、気のせいか鼻がツヤツヤしてるよ」
姉「ホント。大丈夫だわ、この子」
父「お前はスゴイ!」
そうです。
僕ら犬族はしっかり食べれる時は元気なんです。
良かった。
2007年09月26日 メイの病院日記 [長年日記]
_ 順調
今日も夕方になって父さんと母さんは揃ってメイを病院に連れて行った。
医者A「どうですか?」
母「はい、騒ぐような感じはありませんが、体が熱い気がして、熱があるんじゃないかと
思うのですが・・」
医者A「まぁ仕方ないでしょうね。こういう傷ですから。」
母「はい。食欲も排泄も大丈夫です。」
医者B「ああ、これなら良いかもしれない。化膿したバイ菌も流れてきてるし、
昨日より痛がる感じじゃないでしょう。後は尿の検査をしておきましょう。
こうした場合、腎臓に負担がかかる事があるから、その時は食事療法もできるしね」
母「はい。お願いします」
医者B「尿検査の結果は、こんな感じですよ。ほら、これは膀胱炎の症状です。
それから、腎臓の機能としては今のところ不安はなさそうですね」
母「そうですか。良かった。」
医者AとB「明日の様子で、飲み薬で治療していくことを考えてみましょう」
母「ありがとうございます」
どうやらメイの様子はまずまずのようだ。
明日も病院行きだけど、良くなっているのなら一安心。
だけど、食欲だけは全然衰えてないみただ。
もっともっとと催促の声が聞こえているよ。
まぁ元気なんだねぇ。
2007年09月27日 メイの病院日記 [長年日記]
_ 大騒ぎ
夕方、母さんが一番先に帰ってきて、すぐ僕らの世話をして、そのままメイを病院に連れて行った。
父さんがその後で帰ってきた。
母さんは、メイを連れて夜になって帰ってきた。
そのうちお姉ちゃんも帰ってきた。
全員集合だ。
母「今日は大変だった。夕方、まずメイのトイレをすませようとしたら、
ギャインなんて声をあげて鳴きだして。傷のせいで上手くトイレができないんじゃ
ないかと思ったんだけど。傷もあるから病院に取りあえず行って、
お医者さんに聞いてみようと思ったのよ。そしたら、車の中でずっと
鳴いてばかり。いったいどうしたん?ッて感じだった」
父「大変だったね。でも今の様子もチョット変だね」
母「そうなんよ。病院を出てからはまたグッタリって感じで。心配」
姉「今夜は私の部屋で寝せるわ」
母「そう。じゃぁ時々のぞくね」
夜、メイは静かだった。特に騒がなかった。
大丈夫じゃなかったの?
不安な一夜だ。
2007年09月28日 メイの病院日記 [長年日記]
_ 今日も病院
今朝、父さんとお姉ちゃんは揃ってメイを病院に連れて行った。
母さんは仕事で行くことができなかったんだって。
母「どうだった?」
父「うん。まだ頑張れるって。だから、水や食事は注射器で食べさせることになった」
母「ホントにこれで大丈夫なんかねぇ。心配だよね」
父「だけど医者の話では、思うように体が自由が利かないし、精神的にイライラが
つのって激しくなくんだって。傷のほうは大丈夫らしいよ。」
母「ふぅーっ。一日でこんなに変わるのは不安だね。良くなるんだろうか・・」
姉「もう若いときの様にはならないよ。でも、食欲があって、気力があるなら
それは生きる証だからね。様子をみるしかないよ。」
母「そうだね。人間でたとえると要介護度は5ぐらいかいね。」
姉「うん。見守る家族も辛いね。私も病院で医者の話を聞きながら涙がでっちゃったよ」
父「まぁとにかく頑張ってみよう」
みんな深刻な感じだ。
メイは日に日に様子が変わってる。
大丈夫かなぁ・・
いったいどうなるんだろう・・・
今日はメイの写真を載せます。

2007年09月29日 別れ [長年日記]
_ 家族のそばで
昨日の夜、メイが死んだ。
母「何だか不思議な感じ。まさかこんなことになるなんて。」
父「やっぱりメイは辛かったんだよ。これで楽になったよ」
姉「最後に大好きな食事も食べれたからメイは喜べたと思うよ。家で最後を迎えた事は
良かったよ。」
母「そうだね。今日病院に行った時、これで最後になっても仕方ないと決心してた。
それが、もう少し頑張って介護しようという事になって、みんなでその気になったけど、
メイにとっては精一杯だったんかもね。私もまさか最後の水を飲ませる事になるなんて
思いもしなかった。誰もこんな事になるとは思わんかったね。最後だから、
今夜はそばにいるからねメイ。」
メイは最後の時を家で、家族のそばで迎えた。
母さんの突然の叫び声、父さんやお姉ちゃんのメイを呼ぶ声、
隣の部屋から家族の声が響いていた。
姉「ははっ・・今日は泣いて目が腫れてるわ」
母「私もだよ。お互い仕事だから頑張ろうね。でもメイの最後の顔は穏やかだったなぁ。」
夜、母さんたちはメイのそばに付いていたらしい。
メイは去年に亡くなったトラとは同じ歳だった。
二頭は仲良くて、いつも一緒にいた。
そのトラが2月に亡くなり、その年の秋頃から、メイの足が急に悪くなり始めた。
やっぱり仲良しがいなくなって、弱るのかなぁって母さんたちが話していた。
だけどあれから1年、この間に少しずつ体の変化があって、今週の始めまで
メイの最後を感じることはなかった。
この5日間、家族みんなはメイのことを想い、心を痛め、最後との時を迎えた。
思い出はこれからゆっくり話そう。
本当に悲しくなるのはこれからだから。
2007年09月30日 千の風になって [長年日記]
_ メイの旅立ち
昨日の午後、父さんがメイの火葬に立ち会った。
母さんもお姉ちゃんも仕事で行く事ができなかったらしい。
父「今、終わったよ。前のトラの時もそうだったけど、あそこの人はとても親切で
感謝するね。メイも大切に扱ってくれた。」
母「そう。良かったね。家族の気持ちをわかってくれる人なんよ、きっと。」
姉「キレイな柄だね。トラと並ぶととても似合うじゃない」
母「本当ね。いいの選んでくれたね父さん」
父「そうだろう。残念だけど、メイは病気があったと思うよ。こうした事で発見すのは残念だけどね。」
母「やっぱりそうかね。覚悟はしてた。年齢的にも大病を患って、大きな手術は大変だし、
分かっていても、どこまで手を尽くせたかは想像できん。苦しみが長引けは
それだけメイも辛いし、私たちも辛いからね。家族で見送れたのは良かったと
そう思うよ。」
姉「よう頑張ったよ。」
母「近いうちにトラのそばにメイも置いてあげようね」
父「そうだね」
メイは遠い所に行っちゃったんだね。
また僕らは四頭になっちゃった。
_ ノア母 [素敵な秋の壁紙になりましたね。気候も秋らしくなってきました。ワンちゃん達もホッとしていますね。]