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としまる日記@島根ハーネスの会


2006年11月03日 映画「こんばんは」上映会バリアフリー上映会について [長年日記]

_ 映画「こんばんは」上映会バリアフリー上映会について

映画「こんばんは」松江上映会の 実行委員長をさせていただいています。 上映会

まで後わずかとなってきました。

みなさま とてもすばらしい映画ですので ぜひぜひ お越しください。

_ 映画「こんばんは」上映会バリアフリー上映会について

このたびの上映会は バリアフリー上映会です。

副音声は 松江プラバホールに常設されています 外国語通訳システムを使用し 副

音声を受信機に流します。

皆様のラジオの用意は必要ありません。

_ この映画は夜間中学校の ドキュメンタリー映画で、 生涯学習を考える 外国から

日本に来られた方の 差別や人権にも関係する映画だとおもいます。

不登校で昼間の学校にかよえないこどもさんも 夜の夜間中学校に入り勉強をがんば

っておられる姿にかんどうしました。

学びについて 誰もが 考えあう時代でないでしょうか 教える側 家族 学ぶ側 

いろいろな立場の方が 映画を見て 学びについてこれからの生き方についてすごく

参考になると思います。

_ 上映会の概要

1. 開催日時

平成18年11月19日(日)11:00〜、14:00〜、18:30〜

2. 開催場所

松江市総合文化センター(プラバホール)

3. 上映券

前売券(一般)1,000円、(小・中・高・障害者・シニア60歳以上) 700円

当日券(一般)1,300円、(小・中・高・障害者・シニア60歳以上)1,000円

4. 主催  映画「こんばんは」上映実行委員会

5. 映画の主旨・目的

 この映画は、夜間中学を見せるドキュメンタリーです。現在、夜間中学では全国

で約3,000人の人達が通い、様々な国、様々な年齢の人達が、アイウエオから高校受

験まで、自分自身の人生を生きるために必要な「学力」を身につけるために、学んで

います。今、教育の危機が叫ばれ、出口が見えない状況にあって、「学ぶ」とは本来

どういうことなのか、「学校」とはどのような場所であるべきかということをこの映

画「こんばんは」は教えています。学校へ行っている世代、卒業した世代、学校へ子

どもたちを通わせている世代など、学校と関わった人、学校との関わりをやめた人な

ど、あらゆる人に見ていただき、もう一度考えてみる機会にしていただきたいと思い

ます。

6. その他

 本映画の収益金につきましては、今後のバリアフリー(心身障害者並びに高齢者

が見やすくなるような)上映の機会を増やすための費用にさせていただきます。

7. 問い合せ・連絡先  

中村よしこ 昼<職場>0852−25−5713

夜<携帯>090−2003−6623

_ 映画「こんばんは」松江上映会

日時:2006年11月19日(日) 

11:00から、2:00から、6:30からの3回の上映会を開催します。

会場:松江市総合文化センター プラバホール

入場料金(前売):一般1,000円(当日1,300円)、

小中高生・シニア60歳以上・障害者 700円(当日1,000円)

シニアのかたは 60歳以上の方としています。

_ このたびの上映会は バリアフリー上映会です。

副音声は 松江プラバホールに常設されています 外国語通訳システムを使用し 副

音声を受信機に流します。

皆様のラジオの用意は必要ありません。

_ 視覚障害をお持ちの方だけでなく聞いてみたいと思われます みなさま 受付ブース

に、聞きの貸し出しを申し出てください。

_ チケット取扱所 しまね文化情報コーナー/プラバホール/松江サティ 他

主催 映画「こんばんは」上映実行委員会/松江キネマ倶楽部

後援 島根県/松江市/島根県教育委員会/松江市教育委員会/島根県社会福祉協議会/

松江市社会福祉協議会/松江市文化協会/しまね国際センター/ NPO法人プロジェクト

ゆうあい

_ 映画「こんばんは」松江上映会

今回の、映画「こんばんは」松江上映会は、松江市文化協会の主催する、松江市民文

化祭の一環として開催されます。

今回の上映会もバリアフリー上映会で開催いたします。

字幕・副音声・磁気ループなどバリアフリー上映会でおこないます。

情報弱者のかたへの情報提供は大切な事だと思います。

映像や情報のユニバーサルデザイン、だれもがたのしめる だれもが平等を考える「

情報のユニバーサルデザイン」 映画や映像などの情報提供も 作る側がオプション

として最初から考えて作る時代です!

このたびの上映会も視覚に障害をおもちのみなさま向けの「副音声」、聴覚に障害を

おもちのみなさま向けの「字幕(要約筆記)」、そして難聴の障害をおもちのみなさ

ま向けの「磁気ループ」を用意します。

視覚に障害をお持ちの方で難聴の障害をお持ちの方も多数おられます。 副音声と映

像からの音声を磁気ループを使って情報を得られます。

情報のユニバーサルデザイン!

「副音声」は、視覚障害者のみなさまが、会場に流される通常音声とともに、レシー

バーを通して聞こえてくる画面状況の声のボランティア、状況描写など風景や様子を

副音声によって、私達視覚障害者は映画の一シーン一シーンの場面やイメージを頭の

中で想像し 思い浮かべることができるように補助し 画面の映像を想像し 映像を

耳で聞きながら想像力がまし、 映画の感動をみなさまと同じように味わう事ができ

ます。

「副音声」の方法としては、去年の「父と暮せば」上映会の時などは、ボランティア

の副音声スタッフがリアルタイムに台本をシーンごとに朗読して、それを電波でレシ

ーバーに送って聞いてもらう方法で行っていましたが、今回の「こんばんは」のフィ

ルムには、あらかじめ制作段階で、副音声の音声トラックがちゃんと用意されている

ので、それをそのまま利用することになっています。将来的には、劇場公開される全

ての映画に、副音声トラックが作られるようになってほしいと想います。

各々のレシーバーに送る方法としては、FMラジオなどを使う方法が一般的ですが、

今回の会場のプラバホールには国際会議用の同時通訳のシステムが設置されており、

それを使うことになっています。即ち当日は、副音声を同時通訳のシステムにより客

席の各人のレシーバに電波で送ることになっているのです。

_ 字幕(要約筆記)

現在のところ、まだ聴覚障害者用の字幕が用意されている映画は非常に少ないのです

が、今回の「こんばんは」のフィルムには、あらかじめちゃんと聴覚障害者用の字幕

がついており、視覚に障害をおもちのみなさまに映画を楽しんでもらえるようになっ

ております。

磁気ループ

補聴器は、聴力が衰えて聞き取りづらくなった音を増幅して聞き取りやすくする器具

です。補聴器を使用すれば日常生活に差し支えはあまりはないと思われがちですが、

周囲の全部の音を均等に大きくするため、聞きたい音が雑音で聴き取りにくいことが

あります。また、補聴器の聴こえ方は環境に大きく左右され、会場の広さや天井の高

さや壁の素材、音声の反響等の影響で、全く補聴器としての機能を発揮できない場合

もあります。

[磁気ループ概念図。]

「磁気ループ」とは、難聴者の方がお持ちの補聴器に、音声信号を送出することがで

きる方式です。磁気ループ方式は、個人の耳の特性に合わせ調整された補聴器を使用

するため、安心して聴き取ってもらうことができます。また、一般に使用されている

補聴器を利用することができ、中途失聴者協会も普及を推進されている方式です。世

界で市販されているポケット形補聴器・耳掛け形補聴器の約7割に、磁気誘導ループ

からの音声を受信できる機能があります。この機能を利用によって、会場で映画の音

声のみを明瞭に聞くことができるのです。また当日は、視覚に障害をお持ちで、かつ

難聴の方向けに、「副音声」の音声を「磁気ループ」を通して流すことも予定されて

います。

_ 「バリアフリー上映」について

1.バリアフリー上映とは...

現在のところ、映画館や会館で上映される映画ははっきり言って、障害者にとって、

簡単に楽しむことのできる娯楽ではありません。「バリアフリー上映(映画)」とは

、その"バリアー"をできるだけ克服し、障害者も気軽に映画を観に行くことができる

ようにしようというものです。

また従来は、そういう「バリアフリー上映」が行われても、概してその映画は障害者

関係の映画に限られがちでした。これからは、一般の映画館で広く上映されてる、"

普通の映画"でも、当たり前のように「バリアフリー上映」が行われるべきだと思わ

れます。今回の「こんばんは」松江上映会は、昨年の「父と暮せば」、今年の夏の「

ヘレン・ケラーを知っていますか」に引き続く、その3回目の試みです。

さて今回の「こんばんは」で行われる「バリアフリー上映」には三本の大きな柱があ

ります。即ち

視覚に障害をおもちのみなさま向けの「副音声」、聴覚に障害をおもちのみなさま向

けの「字幕(要約筆記)」、そして難聴のみなさま向けの「磁気ループ」という、三

つです。以下それぞれについて、簡単に説明していこうと思います。全国的にも、一

つの上映会でこの三つ全部を行った例は、あまりないようです。

_ 2.副音声

NHKで朝のテレビ小説などを多重放送対応のTVで見ていると、片方の音声チャン

ネルから、「○○○、居間で朝食を食べている」などと、状況描写の声が聞こえてき

ます。「副音声」とは、そのようにして、視覚障害者のみなさまが、会場に流される

通常音声とともに、レシーバーを通して聞こえてくる状況描写の音声によって、映画

の一シーン一シーンの場面、イメージを頭の中で思い浮かべることができるようにす

るものなのです。

「副音声」の方法としては、去年の「父と暮せば」上映会の時などは、ボランティア

の副音声スタッフがリアルタイムに台本をシーンごとに朗読して、それを電波でレシ

ーバーに送って聞いてもらう方法で行っていましたが、今回の「こんばんは」のフィ

ルムには、あらかじめ制作段階で、副音声の音声トラックがちゃんと用意されている

ので、それをそのまま利用することになっています。将来的には、劇場公開される全

ての映画に、副音声トラックが作られるようになってほしいと想います。

各々のレシーバーに送る方法としては、FMラジオなどを使う方法が一般的ですが、

今回の会場のプラバホールには国際会議用の同時通訳のシステムが設置されており、

それを使うことになっています。即ち当日は、副音声を同時通訳のシステムにより客

席の各人のレシーバに電波で送ることになっているのです。

3.字幕(要約筆記)

現在のところ、まだ聴覚障害者用の字幕が用意されている映画は非常に少ないのです

が、今回の「こんばんは」のフィルムには、あらかじめちゃんと聴覚障害者用の字幕

がついており、視覚に障害をおもちのみなさまに映画を楽しんでもらえるようになっ

ております。

4.磁気ループ

補聴器は、聴力が衰えて聞き取りづらくなった音を増幅して聞き取りやすくする器具

です。補聴器を使用すれば日常生活に差し支えはあまりはないと思われがちですが、

周囲の全部の音を均等に大きくするため、聞きたい音が雑音で聴き取りにくいことが

あります。また、補聴器の聴こえ方は環境に大きく左右され、会場の広さや天井の高

さや壁の素材、音声の反響等の影響で、全く補聴器としての機能を発揮できない場合

もあります。

[磁気ループ概念図。]

「磁気ループ」とは、難聴者の方がお持ちの補聴器に、音声信号を送出することがで

きる方式です。磁気ループ方式は、個人の耳の特性に合わせ調整された補聴器を使用

するため、安心して聴き取ってもらうことができます。また、一般に使用されている

補聴器を利用することができ、中途失聴者協会も普及を推進されている方式です。世

界で市販されているポケット形補聴器・耳掛け形補聴器の約7割に、磁気誘導ループ

からの音声を受信できる機能があります。この機能を利用によって、会場で映画の音

声のみを明瞭に聞くことができるのです。また当日は、視覚に障害をお持ちで、かつ

難聴の方向けに、「副音声」の音声を「磁気ループ」を通して流すことも予定されて

います。

_ 映画 こんばんは バリアフリー上映会

映画「こんばんは」は、夜間中学のドキュメンタリー映画です。

「こんばんは」で始まる学校

夜間中学は、戦後まもないころ、家の手伝いをしたり、働きに出されたりして昼間

の学校に通 えなかった子どもたちのために開設されました。当時は学齢の生徒が

ほとんどでしたが、 現在は様々な事情で「教育」を受けられなかった人々(義務

教育を終えられなかった人、十分に勉強ができなかった人、日本語を学びたい人た

ちなど)が、年齢・国籍に関係なく学んでいます。

内容

映画の舞台は東京都墨田区立文花中学校の夜間学級。

山田洋次監督の映画『学校』のモデルの一人でもある見城慶和先生らが教壇に立っ

ている。

そこには様々な理由で『普通に学ぶ機会』を得られなかった人々が年齢・国籍に関

係なく学んでいる。異年齢間の交流、教師と生徒の温かい人間関係、そして受験競

争のための勉学ではなく、生きるために学ぶ真摯な姿。

不思議なやさしさと温かさに包まれた、今まで出会ったことのないような学校があ

った。

メモ

夜間中学は今まで映画やテレビで描かれてきました。しかし今回の映画は夜間中学

に学び、卒業した人達と共に作られた映画です。作り手の勝手な思いや番組製作の

ためだけに学校を利用するのではなく、カメラが入ることが、学校にとっても、学

ぶ人

達にとってもプラスになる映画作りを基本におきました。

撮影前に1年近く教室に同席して生徒、先生方と交流を重ね、理解と支持を得てか

らカメラを教室に持ち込みました。約一年半の撮影で二百数十時間の映像を記録し

、映画『こんばんは』が生まれました。

ナレーション 倍賞 千恵子

映画に参加してくださった方々 墨田区立文花中学校 夜間学級の生徒・教職員の

皆さん

音楽監督 小六 禮次郎

監督 森 康行

メッセージ 映画『こんばんは』 監督 森 康行

不登校生徒が13万人を越え、教育の危機学校崩壊が叫ばれる中で教育の原点をも

う一度見つめ直そうというところから夜間中学の映画『こんばんは』の制作が始り

ました。

夜間中学にはさまざまな理由で義務教育を受けることが出来なかった人達がきてい

ます。年齢も15歳から91歳までさまざまです。そこでは効率優先や競争主義の

教育は行われていません。

一人一人が必要とする勉強がそれぞれに合った方法で行われています。その中で生

徒達は今まで読み書きが出来なかったり、学校に行くことが出来なかった苦難から

解放され、生きる希望と自信を身につけて行きます。ここには「教えるとは希望を

語こ

と 学ぶとは誠実を胸にきざむこと」という教育の原点が確実に息づいています。

閉塞し、荒廃が進む現代の中で、教師や親、生徒はもちろんのこと多くの人に観て

戴きたいと思っています。

_ 見城慶和

私は夜間学校教師生活42年間の中で、多くの人たちと出会ってきました。どの人も

学ぶべき時に学べなかった重いドラマを抱えています。夜間中学の教室には、わが

国の過去の過った歴史の被害者たち、現在の歪んだ社会や競争原理に支配された学

校で

痛めつけられた人たちなどが、「時代の生き証人」として座っているのです。そう

した人たちの傷の痛みをすこしでも癒し、それぞれが自立してこの日本の社会で生

きていくのに必要な基礎学力や知識をつけていくのが夜間中学の仕事です。「学び

と何

か、学校はどうあるべきか」という問いかけへの確かな答えが、ここには息づいて

います。

夜間中学にいると、170万人を超えるといわれている義務教育未修了者たちの

うめき声が聞こえてきます。いま全国夜間中学校研究会では、こうした人たちの学

びを保障するために日本弁護士連合会に人権救済の申し立てを行い、国に対して公

立夜

間中学の増設を強く求めています。21世紀の初頭にこのドキュメンタリー映画『

こんばんは』を世に問う意義は、はかり知れなく大きいものがあると確信していま

す。

_ いまここでひと安心 いまここにひかりあり

私たちの学校は「こんばんは」から始まります

いまここでひと安心 いまここにひかりあり

森 康行監督作品

文部科学省選定 東京都知事推奨

第1回文化庁映画賞文化記録映画大賞

キネマ旬報ベストテン文化映画1位

毎日映画コンクール記録文化映画賞(長編部門)

日本映画ペンクラブ賞日本映画ノン・シアトリカル部門第1位

第9回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞

制作:イメージサテライト

配給:「こんばんは」上映事務局・ポレポレ東中野

2003年/日本/16mm/カラー/92分

http://konbanwa.web.infoseek.co.jp

ナレーション

   倍賞千恵子

芸術文化振興基金

助成事業作品

_ 以上です。

みなさま ぜひぜひ おこしください。

みなさまの おこしを おまちしています。


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