マッキーの部屋

_ 家族の目標

２００７年という新しい年を迎えたんだと母さんたちが教えてくれた。

新しい年になって、ちょっぴり遊び心を出してブログの紙面のデザインを

変更しました。

へヘッ。前に管理人さんに教えてもらったんだ。

今は寒い冬だから雪だるまの絵にしました。

うーん、見るからに寒そうですね。

左の端には、小さい雪だるまがいっぱい縦に並んでいる。

かわいいでしょう。

といっても、殆どは母さん好みなんですねぇ。

まぁ僕の部屋という事ですが、母さんたちも参加しているので大目にみましょう。

さて、我が家は正月に今年の決意を紙に書いているんですよ。

人間家族は、それぞれの言葉で。

僕ら犬族は、お姉ちゃんとお兄ちゃんがイラスト入りで何やら書いています。

つまり、僕らはそんな事言ってる？って感じですよ。

全部はお見せできませんが、シオンのイラストを写真に撮りました。

僕らのイラストのそばに、どんな言葉が書かれているかと言うと、

これまたいい加減なんだなぁ。

例えば、「僕（マッキー）は、もっともっと遊んでくれないと怒るよ」とかね。

確かにいっぱい遊んで欲しいけど、それを一年の目標にされてもねぇ。

まぁこんな具合です。

人間家族はというと、「父は、仕事をがんばる！」なんて事を書いてます。

さて、今年の終わりには、この紙を見ながら皆どんな風に感想を言うんだろうね。

みんな元気に今年も愉しく過ごしたいな。

_ 何かみんなバタバタ

お正月気分はこれでお終い！って

人間家族は言うんですけどね、僕らには何のことやら・・・

お休みで家に帰っていたお兄ちゃんは、また遠くにお出かけしました。

お見送りは父さんと母さん。

おりしも外は雪でした。

母さんは、いつもの様にお仕事にでかけます。

でも父さんはお留守番。

お姉ちゃんはお仕事が忙しくて、朝からいなかったり、夜になって出かけたり。

段々いつものリズムになっています。

今日は、父さんも母さんも黒い服を着てお出かけしていた。

何なんだろう？

帰ってきたらお姉ちゃんが

姉「チョット待ってね。今、塩ふるから」

と言って、父さんや母さんに白い物を投げていた。

面白そうだなぁ・・

愉しい遊びは、みんなでしようよね。

夕方、母さんが走ろうって言うから、チョットだけ付き合ったんだ。

でもダメ！母さんのろいし、全然走ってない。

僕がゆっくり走ってあげても紐がピーンとなって

母「マッキー待って・・・」

こんなの走りじゃないよね。

僕が本気で走ったら、結構速いんだけど、母さんたちには付き合いきれないみたい。

人間は二本足だからだよ。

僕らみたいに四本ならもっと走れるかもしれないよ。

そしたらみんなでズーット遠くまでかけっこしたい。

愉しいだろうなぁ・・

そんな日が来るといいなぁ・・

_ 家族で相談

母「今日、学校の先生から盲導犬のことで相談を受けたのよ」

父「ふーん」

母「よく小学校でユーザーさんが来て、お話しを聞かせてくれたりするでしょう」

父「そうだね。島根のユーザーさんも増えたしね」

母「そうそう。地域の福祉関係でも、講演などの啓発活動が盛んになったみたい」

父「で、今日もそういうこと？」

母「うん。大まかにはね。ただ、盲導犬をきっかけに、人権という事をみんなで

考えたいって先生は言うの」

父「人権？」

母「そう。盲導犬の事は、教科書にも出てくるけど、ユーザーさんに直接

会い、話を聞いて視覚障碍者の人たちのことを勉強しようと言う事みたい」

父「難しそうだねぇ」

母「そうね。でも先生の導き方によっては、盲導犬の様子だけでなく、

大切な事をいっぱい学ぶ機会になるでしょうね」

父「ふーん」

母「まぁ、これから相談するんだけどね」

父「それって今月の事？」

母「いやそれはないでしょう。まだわかんないけど、今度相談するの。

でも、今月はスゴイねぇ。お泊りが二つもあるよ」

姉「えっと最初に来るのは白？黒？」

母「ブラック君です。久々よ、二年ぶりかな。」

父「私がお相手いたしましょう」

姉「じゃぁ次がいつもの犬ダチね」

母「そうそう。メイも犬ダチ来ると寂しくないかもね」

姉「ブラック君はどうかなぁ・・」

母「うーん、あの子は繊細な犬だからね。でも、前の時も二日目はマッキー

顔負けのヘソ天してガーガー言って寝てたからね。今回もそうじゃない？」

姉「しかし母さんたちも物好きねぇ」

母「ハーイ」

人間家族は、今日もワイワイ話が弾んでる。

どうやら近々犬ダチが遊びに来るらしい。

まぁ今年もこうやって一年が始まる訳だね。

ああ賑やかなことだ。

_ 犬だちブラックくん

今日は、久々に我が家に来た犬だちブラックくんがいる。

２・３年前かなぁ、やっぱりウチに遊びに来たんだ。

体は大きくて、そろそろお年の８歳です。

ブラックくんは性格がナイーブな方だ。

だから僕らと一緒にいるより、人間家族といる方が断然イイみたい。

それでブラックくんが来た時は、母さんが別の部屋で一緒に寝るんだ。

昼間は家族と一緒だよ。

今は、メイがウロウロ家の中をしているから、ブラックくんにはドキドキする事も

多少あるみたい。

それで昼間、普段なら家族がいればメイは家の中なんだけど、

僕らの犬部屋にメイもいるんだ。

お陰でブラックくんは家の中をあっちこっちウロウロしている。

昨日の夜から来ているんだけど、まだ今日は探検ばっかり。

それがすんだら「ねぇねぇ遊ぼうよ！」って母さんたちに甘えてばかり。

全くね。僕らだって遊ぶんだからね。

前に来た時より変わった？って聞かれたけど、僕はよく分かんない。

相変わらず興奮モードはあるし、元気だからね。

僕みたいに、すぐヘソ天して甘えるんだ。

ちゃっかりしてるよ全くね。

まぁ３・４日、僕らの仲間になるんだけどね。

_ 今日のブラックくん

我が家は初めてじゃないブラックくん。

でも、前に来たのは随分前だから、ブラックくんはドキドキしてる。

二日目の夜はブラックくん、前の時と同様にグースカお休みでした。

母さんもお陰でスヤスヤです。

父さんはというと、メイのことがあるから、いつも通りのチョコット睡眠。

昼間、僕らは犬部屋にいる。ブラックくんは母さんたちと一緒。

ブラックくんがいるから母さんと父さんが二人ともいるんだよ。

一人が部屋を出れば「なになに？」って追っかける。

残った一人が「大丈夫、すぐ帰ってくるよ」と言っても気になるらしい。

ブラックくんは、自分の家でも甘えん坊なんだろうなぁ。

母さんたちの話では、ブラックくんも僕みたいなんだって。

いっぱいいっぱい遊んで欲しいよ〜って言うらしい。

そうさ、僕らはいっぱい遊んで欲しいんだ。

それで父さんも母さんも、昼間ときどき外をブラブラしたりボール遊びをしたり

しているみたい。

チョッピリ、や・き・も・ち。

夕方、ブラックくんは犬部屋に来た。

僕とメイしかいない部屋。

バウとシオンは外にいたんだ。

ブラックくんは僕に関心があるようにも見えたけど、僕は挨拶したら

後は特に関心なし。

母さんと遊ぶ方がいいもん。

ブラックくんは、犬部屋が広いから走ってみたり、臭いをかいだりしていたけど、

ほどなく父さんが家の中に連れて行っちゃった。

なーんだ。あっさりしたヤツ。

だけど、前に会った時は、僕のほうがドキドキしっぱなしだったと母さんは言うんだ。

そうだったかなぁ・・・

まぁそういう事にしときましょう。

今日は天気も良くて、僕らの敷物もお日様でホカホカになりました。

お日様、最高！

明日も天気になあれ。

_ 今日はルンルン

今日は朝すっごい霜だったけど、昼間はいい天気だった。

お陰で僕らも外が気持ちよかった。

犬ダチのブラックくんも外の散歩は愉しかったらしい。

母「この子は外歩きがすきなんだろうねぇ」

父「うん、どうもそんな気がする」

母「今まで預かった犬たちって、どちらかというと家から離れるより

家に帰る時の方が早歩きだったよね」

父「そうだよね。この子は家から出て行く時の方がズンズン歩いてくれる。

そのくせ帰り道は、イヤイヤって感じだねぇ」

母「ホント。たぶん飼い主さんが、いつも散歩を長くするんじゃない？」

父「それに遊ぼうって誘う仕草も、日頃の様子かな」

母「まぁこの子はそれだけ可愛がってもらってるってことね」

父「そうそう、大きな甘えん坊です」

どうやらブラックくんは、僕と似てるみたいだ。

僕もブラックくんの年になったら、もっと甘えたになるのかなぁ・・

メイも年取って甘えたになったって母さんが言うもんね。

ヘヘヘッ。

今から甘えたでもいいかなぁ・・・

だって、みんなと仲良く遊ぶの大好きだもんね。

_ お別れ

我が家に遊びに来ていたブラックくんは、夜になって家に帰っていった。

父さんと母さんが途中まで送っていたんだ。

飼い主さんを見ると、大急ぎで近づいていったらしい。

やっぱり家族が一番さ。

ブラックくんが帰って、今朝はいつもの一日が始まった。

メイがいつもの様に起きて、父さん母さんの早い朝が始まる。

メイの後ろ足が十分じゃないらしく、母さんは起き上がる時にメイの足を

ゆっくり動かしてからメイを歩かせる。

段差も低い方がいいかもしれない。

食欲は旺盛なんだ。

僕ももうすぐ誕生日。

7歳ってどんな歳なんだろう？

僕もそろそろ熟年なのかなぁ・・

_ 頭が痛い・・・

母「あー頭が痛い・・・」

父「うー頭が痛い・・・」

姉「無言」

全く、みんな今日はどうかしている。

昨日、夕方から出かけた人間家族は、夜になって帰ってくると

何だか臭いがくさかった。

何の臭いだろう？

父「はぁ飲んだなぁ」

母「明日は仕事よ私」

姉「寝ます私」

朝起きたら、

父「頭が痛い・・」

母「食欲ないしね・・」

父「飲みすぎたかなぁ・・」

母「あー頭が回らない」

なんとも変な事ばかり言っている。

父さんも母さんもドンヨリとした目をして、

何だかいつもと違う様子。

大丈夫かなぁ・・・

夕方、

母「今日はしんどかった」

父「早く風呂はいって休んだら」

母「うん、まあね」

どうやら母さんたちは今日は体調が悪かったらしい。

ホント、人間って何してるんでしょうね。

僕らにはわかんない事がいーっぱいありそうです。

_ シャンプー

今日は僕らはシャンプーをしてもらった。

今年、第一回目です。

みんな母さんが洗ってくれて、父さんが乾かしてくれた。

天気は雨が降ったりやんだりで、今ひとつだったし、部屋も寒かった。

でも、みんなで騒ぎながら体を拭いたり乾燥したりすると愉しかった。

敷物もきれいに交換して、気分も一新。

オヤツもいっぱいもらえたし、僕は満足でした。

_ 今日は僕の誕生日

今日で僕は七歳になる。

僕が生まれた日は、お天気どんなだったんだろう？

今日は晴れ。

今年の誕生日は雪がない日でした。

僕は6頭の兄弟がいるらしい。

会った事は、生まれてしばらくの間だけ。

ここに来てからは一度も兄弟には会っていない。

兄弟のうち2頭は盲導犬として活動していると聞いている。

母さんはどんな犬なんだろうねぇって不思議に思っているらしい。

僕だって、まんざらでもないんだよ。

でも母さん達は「マッキーは家庭犬がいいよ」と言うんだ。

僕の性に合ってるんだって。

フフフッ。

誕生日だから、家族のみんなが「おめでとう！」って言ってくれた。

でも、僕は美味しい食べ物がプレゼントされる方がズーット嬉しいなぁ。

7歳になるから、食べ物もそろそろ変わるんだろうか？

美味しいものを食べ続けていたいなぁ・・・

まだまだ若いよ僕。

だから母さん、美味しいもの食べさせてね。

お願いします。

_ メイ＆犬だちホワイトくん

今日は犬ダチのホワイトくんが来ている。

こいつはメイと仲良しなんだ。

今日もお姉ちゃんがみんなに話していた。

姉「さっきね、私が台所に入って引き戸をしめていたら、メイが鼻でちょっと

戸をひらいたのね。でも、それ以上はできんかったらしくて、そしたら

後ろにいたホワイトくんがね、オレの出番とばかりにメイが後ろにさがって

ホワイトくんがガーって戸をいっぱいに開けたわけ。そんで今度は、ホワイトくんは

後にさがってメイが私の出番ねとさっさと中に入ってくるのよ」

母・父「アハハハッ」

母「まさしくワン・ツーコンビだねぇ」

父「なるほどねぇ。」

まったく二頭は共同でウロウロしているんだ。

まぁ僕はバウと寝床でイイコにしているんだけどね。

明日はホワイトくんもご帰宅。

メイのうろうろも一人歩きになるんだよ。

_ 学校にて

母さんは、どうやら小学校に行って盲導犬の話をしてきたらしい。

みんなの会話にハナがさいていた。

母「ああ、今日の話はドキドキしちゃったわ。こんなこと今までしたことないし、

上手くいったのかどうだか、しゃべっている方は一生懸命だから、みんなが

どうだったのかなってチョット心配よ」

父「長かった？時間は」

母「うーん、ユーザーの人は３０分から１時間とか、結構長く話す人も

いるみたいだけど、私の場合は、質問とかもあるから、全部で1時間半」

父「ふーん、それで前の日に作った原稿を読んだわけ？」

母「そうそう。私って話し出すと横道にそれちゃうでしょう。だから、

できるだけ文章にして、あれもこれもにならないようにしたつもり。

私の話が終わって、質問だったけど、ときどき先生の手助けもあったよ」

父「みんな聞いてくれた？」

母「うん、文章を読んで40分くらいと思っていたら、もう少し長くなって

でも、みんな聞いてくれたし、時々うなずく子もいて、嬉しかった」

父「質問は大丈夫だった？」

母「うんまぁね。日頃、ユーザーさんと付き合って、チョットづつ知りえた

情報もあるし、本とかじゃぁ載ってない事で質問されても、答える事ができた

時もあった。全部じゃないけどね。知らないことは知らないと、ハッキリ伝えて

子供たちが理解するための情報源になれたらなぁと思うんだけどね。」

父「そう。まぁ無事にすんだんなら、いいんじゃない」

母「そうだね。今回は、私がよばれたけど、普通はユーザーさんとかが

色々話すじゃない。このたびの先生は、子供たちに盲導犬の事を理解する

という目的と、もっと深めて障碍を持った人に理解をしめすような気持ちを

もってもらいたい、そういう希望があると事前に聞いていたから、できれば

これをきっかけに、学んで欲しいなぁと思う。チョット大げさだけど、

子供たちには、皆さんが盲導犬の事を理解しようとしてくれた事に嬉しく思います。

って言っちゃった。キザかな？」

父「・・・（無言）」

僕の母さんは、島根の盲導犬ユーザーとボランティなどで作ったグループに

参加している。

僕も関西盲導犬協会のキャリアチェンジの犬。

盲導犬事業とは縁がある存在なんだ。

だから、母さんがしたことは、下手だったかもしれないけど、頑張ったんだと

思う。

僕はみんなの前で盲導犬のようにジーッとしてるのは無理だから、

そういう場に行くのはイヤだな。

自由に遊ぶほうが断然イイ。

まぁ僕の分まで母さんたちに頑張ってもらいましょう。