2007年10月09日 二代目 [長年日記]
_ おお!立派じゃ!
去年に亡くなったトラは、細身の体で超身軽なヤツだった。
走る姿は最高に美しく、時にはイノシシに向かって行く勇敢なヤツだった。
犬の本能ともいえる狩りには長けたヤツだと父さん達は認めていた。
そのトラは数々の伝説を我が家で築いた。
例えば、大嫌いな雷の時に2メートル近いフェンスをよじ登り脱出したとか、
エスロンの波板をガジガジして壊して、おかげで口が血だらけだったとか、
細いアルミフェンスの柱の上をひょいひょいと平均台のように歩いていたとか、
たくさんの話があるんだ。
ある時は、忍者のように、体の関節をはずして10センチの隙間を通りぬけたらしい。
嘘でしょう?
関節をはずすというのは嘘かもしれないが、10センチの隙間を体が通り抜けたのは
事実なんだ。
トラは柴犬なみの体格。決してチワワのような小型犬ではありません。
そんな身軽なトラの後継者となるつもりか、ソラは小型の身軽さを見せ始めた。
犬部屋で僕ら大きい犬が遊んでいたら、ソラはその様子を窓越しに見ていたら
興奮して窓の敷居にあがっちゃった。
お姉ちゃんがその時の写真を撮ったんだ。
ご覧あれ。

トラちゃんって、すごい子だったんですね。ソラちゃんもどうやって上がったの?窓枠に・・・すごい!
ハーイ、ノア母さん、とっても簡単なんですよ。<br>ぴょんぴょん跳ねてるとジャンプになるんです。<br>とーっても身軽なソラです。