2012年03月10日 三隅発電所でのガレキ燃料化について [長年日記]
_ 三隅発電所での震災ガレキの燃料化について、浜田市と島根県へ質問した。
質問は3点
「搬入するガレキはどこから持ってくるのか?」
「放射性物質の検出があるのかどうか調査をされるか?」
「調査にはどういう方法をとるか?」
浜田市には5日に質問を出して7日に、島根県には7日に出して8日に回答を頂きました。
_ まず、浜田市からの回答です。
以下
浜田市廃棄物リサイクル課
三隅発電所で災害廃棄物を受け入れ検討との報道がされておりますが、島根県でこれから検討チームを設置され、検討を始めるとのことです。
浜田市でも、県の検討を注意深く見守る(検討に参加する)とともに、必要に応じて協議していきたいと考えています。
従ってご質問の、
> 『搬入するガレキはどこから持ってくるのか、という事と、
> 放射性物質の検出があるのかどうか調査をされるか』
についても、受入の可否を含めまだ何も決まっていない状況です。
ただ、もし受け入れることになれば、
地域住民の皆さまの安全確保とご理解が前提となりますので、
何らかの形で放射性物質の検査は行なうことになると思います。
_ 島根県からの回答です
以下
島根県土地資源対策課
まず、今回の取り組みは、東日本大震災の被災地支援の観点から、災害廃棄物の処理方法の一つとして、これを三隅発電所の燃料として利用出来ないか、その実現可能性を検討するものです。
ご質問の回答については以下のとおりです。
なお、現時点で受け入れを決定したものではなく、これから検討を開始するため、具体的な形でお答えできないものもありますが、この点についてはご容赦ください。
(ご質問への回答)
1 搬入するガレキはどこから持ってくるのか?
→ 環境省から広域処理の要請があったのは、福島県を除く岩手県・宮城 県の2県です。
2 放射性物質の検出があるのかどうか調査をされるのか?
→ 安全性が確保される体制を整えます。
(安全性が確保できないと判断されれば受け入れはできないと考えます。)
3 調査にはどういう方法をとるのか?
→ 少なくとも現地搬出時と県内搬入時に検査をするなど、安全性が確保 される体制を整えます。
今回は貴重なご意見をいただきありがとうございました。
これから様々な課題について検討を行っていくわけですが、検討にあたっては、技術的な面だけでなく、放射性物質に対する安全性の確保について、県民の方々や地元自治体のご理解が得られるよう、特に慎重に検討することとします。
_ それぞれ
浜田市と島根県への質問は各々の公式サイトからしました。
また、ご回答くださった方は署名をされていましたが、ここでは載せていません。
私が、ガレキの燃料化の検討を始めることを知ったのは、3月2日の山陰中央新報の記事です。
放射線の測定だけじゃなくて、セシウム、プルトニウム、ウラン、ストロンチウムの検査してほしい。