2006年12月19日 忘年会 [長年日記]
_ キャーでかい!カワイイ!
人間の世界では、忘年会?とか何とか言う集まりがあるんだってね。
僕らには、ゼンゼン縁のない話だけどね。
お姉ちゃんの友達がたくさん我が家にやって来た。
こういうお客さんの来る時は、前にも書いたように僕らは追い出しになる。
今日もそうさ。
バウと僕とシオンは外の部屋に入れられたままだった。
聞きなれない車の音がしたと思ったら、
「こんばんわ」
「おじゃまします」
「あーら、いらっしゃい」
何だか母さんの声も柔らかい。
しばらく何やらガヤガヤしてると思ったら、お姉ちゃんの友達が
僕らの部屋にやって来た。
シオン「バウバウ、バウーンバウーン、バウバウ」
(訳、誰よ誰。あんた達、何者よ。何しに来たの!)
バウ「バババウ、バババウ、バババウ」
(訳、何だよ、来るのか?やる気か?来るなよ!)
僕「ワンワン、ワンワン、ワワンワワン」
(訳、どうしたの?エッ遊ぶ?遊ぼうよ)
一斉に僕らは吠えたね。
友達「キャーでっかい!白いね。すごい!」
お姉ちゃんの友達は、偉く僕らを見て興奮していた。
そのくせ何にも遊んでくれない。
何で?遊ぼうよ!
その後、部屋の向こうから大騒ぎしている声が聞こえていた。
今夜は、家族みんな遅くまで起きている。
友達「いやぁかわいい!名前は?メイ?メイちゃーん、こっちおいで」
姉「メイ、良かったねぇ。みんなから美味しいものもらって」
友達「かわいいよー。あーん、そんなウルウルお目めで見つめないの」
姉「メイはおねだりが上手なんよね」
僕は頭にきたね。
メイはどうやらお姉ちゃんの友達の所に行って、上手い事やってるらしい。
何やってんだよ全く!
僕らには何も無いの?
夜中になって、やっと車の音とともに静かな夜がかえってきた。
あーつまんない。
お姉ちゃんは、楽しかったんだろうけど、僕らは全くつまんない。
こんな集まりは、金輪際しないでくださいお母さん。
お姉ちゃんのお友達に大人気のメイちゃん・・よかったね。<br>ほかの子にはなんだか不服な夜になりましたね、笑。