2008年11月22日 驚き、ショック [長年日記]
_ メーリングにて
盲導犬は10歳前後を目途にリタイヤをします。
知っている何頭かはリタイヤになりました。
理由は様々でした。
1番の理由は老齢のため活動ができないことでした。
でも中にはそうではない事もあります。
今日、また1頭、馴染みの犬がリタイヤになり訓練所に帰って行きました。
この犬は、今年になって後ろ足の動きに問題を感じた訓練士からリタイヤの相談をされていました。
ユーザーも心を痛めていました。
犬との生活が長くなるほど愛情も深くなり、いずれは別れると分かっていても
心を整理するには努力が必要なんです。
しかし、こんなに急に決まるとは不思議でした。
それもそのはずです。
この犬は病気になってしまったんです。
ユーザーも私もまさかそんな事がと驚きと衝撃でした。
ユーザーのご家族も言葉にはできないくらいショックだったでしょう。
どんなに優しい慰めの言葉を並べても、この現実は変わりません。
乗り越えるしか道はありません。
私はただひたすらユーザーとご家族が心静かに過ごして欲しいと願うだけです。
そして、また1歩、前に進んで欲しいと思います。
本当にイロイロな事が起こります。
こんにちは。盲導犬の急なリタイアにびっくりしました。<br>ユーザーさんには、もう少し心の準備がほしかったかも知れませんね。<br>本で、リタイアした盲導犬をそのまま自宅に置いて、次の盲導犬とパートナーを組んでいる、というのがありました。児童書だったと思います。<br>昔の事情なのかも知れないけど、もし自分がリタイアした盲導犬だったら、ボスが新しい犬とパートナーを組んでるのを見るのはいやだろうな、と思ってましたので、お別れはつらいけど、このやり方のが良いと思いました。個人的な考えを書きました。
しらおかさん、コメントをありがとう。<br>私も別れる事はいけないとは思いませんよ。<br>想像や本に書かれているほど、病気の犬や老犬の介護は美談ではありません。<br>その事を分かればこそ、安易な言葉をかけることはできません。<br>ユーザーの気持ちは決して穏やかではないんですものね。
モッコさん、こんにちは。私の文章は分かりにくい書き方になってしまってますね。ごめんなさい。リタイアした盲導犬とは別れたほうが良いと思ってるのです。だから、先日の別れも、急なことはびっくりしましたけど、良いと思ったのでした。<br>ただ、盲導犬のユーザーさんには言えないので、モッコさんに聞いてもらいました。