マッキーの部屋

_ 桜咲く

4月になって桜の花も咲いた。

今日は父さん母さんの二人はお出かけだった。

帰ってきたら僕らに「桜がきれいだったよ。みんなも一緒だったら良かったね」

って言っていた。

ぜひぜひ。

今、我が家の裏には菜の花が満開。

いや、今雨が降ってるから、段々と散っている感じ。

残念です。

僕らは菜の花をクンクンするんだよ。

でもこれは食べません。

ヘヘヘッ。

_ シオンとソラ

僕らは足の裏にもたくさん毛がはえている。

その足の裏の毛を母さんがカットしてくれるんだ。

僕とバウは結構走るからか切られる事はないんだけど、

ソラとシオンは月に一度くらいはチョキチョキ。

今日はまずソラからだった。

ソラは母さんの膝の上で前足、後ろ足の順番で足の裏の毛を

電気バリカンでカットしてもらう。

前はハサミだけだったけど、最近電気バリカンを買ったんだ。

どうやらこれが良かったらしい。

母さんは気に入ってよく使う。

ソラは時々嫌がるけど、ちょっとやそっとでは母さんはやめない。

毛をカットして、爪もちょっぴり切ってもらって終わり。

次はシオン。

シオンは体がデカイから、横になってカットしてもらう。

右半分、左半分と頭の先から、尻尾まで、結構大変なんだって。

仕上げは立って全体を見ながらカットをしていく。

母さんはプロの仕事人ではないから、上手かどうかは言えないけど、

まぁ僕らは別に構わないんだ。

今日は天気も良くて、家の周りではそろそろ田んぼの準備で、

近所の人が耕運機を動かしていた。

この音がシオンは嫌いでね。

時々、気になって吼えたりしたら、母さんは起き上がったシオンを

また横に倒して続きをする。

ドッタンバッタン、カットした毛はいっぱいだし、ホコリはするし、

しばらくは散々だったよ。

でも、カットのすんだシオンは何だか綺麗。

今度はシャンプーいつなのかな？

_ 最低！

お姉ちゃんの部屋は以前から注意しなければいけないことがあるんだ。

亡くなったメイ、トラともにお姉ちゃんの部屋のカーペットに

シーってしちゃったことがある。

それも何回も。

僕ら犬族は、臭いがつくとそこを場所と決める習性があるから、

母さんたちはせっせと片付けては臭いを消そうとする。

でも、何故かメイもトラもよく失敗していた。

その度にお姉ちゃんはカンカンだ。

ソラも同じなんだ。

僕やバウ、シオンは、勝手にウロウロしてないから、そんな失敗はしません。

シオンがこの前、家の中を自由にしてたけど、失敗はしませんでした。

ではなぜソラはダメ？？

うーん、僕にも上手く説明できません。

何度かソラに汚されてお姉ちゃんはふて腐れていた。

そこで父さんが新しいカーペットを買ってあげたんだ。

フカフカで柔らかいんだ。

今度こそ汚させない！ってお姉ちゃんたちはみんな思ったよ。

しかし・・・

やってしまったソラ。

しかも２度も。

お姉ちゃんはグッタリした。

そりゃそうだよね。

選りによって自分の部屋にだけ来ては汚していく。

もうどうにでもして！と、お姉ちゃんは嘆いていた。

_ 予防注射

今日は狂犬病の注射に行ったんだ。

４頭全員で一度に。

朝から父さんと母さんと車に乗って病院に向かった。

朝イチにもかかわらず、次々に人が来る。

我が家は４頭もいるからと僕らは車の中で順番を待った。

看護士「はーい、順番にどうぞ連れてきてください」

母「わかりました」

医者「えっとソラちゃんね。まずは体重測定。えーっと6キロかな？」

看護士「では次を」

母「はい」

父「シオンです。よろしくお願いします」

医者「えーっと44キロね」

看護士「あとは・・」

母「はい、連れてきます」

医者「マッキーくん、はーい落ち着いて。まぁ嬉しいの。しっぽ振って」

僕は嬉しくてついシッポを振っていたから看護士さんが体重計のメモリが

動いて難しいらしく、僕はついにシッポを押さえられてしまった。

でも、僕のシッポは先のほうまで器用に動くから、看護士さんが根元を持っても

僕のシッポはブンブン小刻みに先のほうが動いているんだ。

可愛いだろう。

医者「最後はバウくんね」

看護士「じゃぁ証明書書きますから、しばらく待っててください」

母「はーい」

無事に注射も終わって、近くのコンビにでお水を買ってくれたんだ。

そしたら、駐車場で見知らぬお姉さんが声をかけてきた。

女性「あっキャバリアだ。うちもいたんですよキャバ。かわいい。

　　それにうちの子に似てるわぁ。うちの子死んじゃったんですよ」

父「ああそうなんですか。」

女性「よかったら写真とってもいいですか？寝たきりのおじいちゃんがいるんですが、

　　見せたらきっと喜ぶと思うんですよ」

父「いいですよ」

女性「ありがとうございました。私、ここで仕事してますから、また連れて来て下さいよ」

父「はは、どうも」

ビックリ！こんな事は初めてだ。

ソラはひょんなことで写真をとってもらった。

いいなぁ・・・

その後、久々に山陰の海に行った。

天気も良くてきれいだった。

バウは水をみると入りたくなるけど、今日はダメ。

そんな支度はしていないからね。

シオンも僕もどうでもいい。

ソラもどうでもいいんだけどね。

写真を撮ったから貼ります。

_ お姉ちゃんのブーツ

玄関にお姉ちゃんがブーツを置いている。

今朝、僕は外から帰ってきた時、思わずその臭いに誘われた。

クンクン。

これは・・・

そうだ！牛皮じゃないか！

食べれる？！

ダメーって母さんが止めたんだ。

だめなの？

だって牛皮の臭いだよ。

今日はこの前の日記に登場しなかったバウの写真を貼ります。