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マッキーの部屋


2008年03月11日 電話 [長年日記]

_ 久々のお呼びかけ

昨日は母さんはお出かけしていた。

何でも町に行って買い物をするためだって。

でもお土産はなかった。

プンプン!

帰って来て母さんは何やら電話でいっぱい話をしていた。

またまた騒動の予感。

どうやら、どこかの犬の預りお願いの話だったようだ。

でも、なぜか話がまとまらなかった。

母さんの話では、電話が手間取ってしまい、

他の人が代わって犬を預る事が決まったらしいのだ。

母さん、預ってくれる人が決まったのはいい事だけど、

チョッピリ寂しかったりしてね。

そしたら、またまたお電話が来た。

母「今日、訓練所から預り犬の話があったでしょう。あの後、リタイヤ犬の話がきてね」

父「へぇーそりゃまたねぇ」

母「歳は11歳。どうも近場の引退犬らしいのよ。でも断った。」

父「そう」

母「うん、色々考えるところはあるのよね。面倒みたい気が全くない訳じゃないけど、

 家族が仕事している今の環境で本当に弱った時に十分に手を尽くせるかって自問自答したら不安になった。

 メイやトラの時、完璧だったて言えないから。」

父「でも、メイやトラの時は、家族みんなが納得して最後を看取れたよ。

 自分たちにできる事をやったと思うよ。」

母「確かに出来る事をやったとは思うけど。良かったんだよね、あれで。」

父「どこまでが最高なんて決められるのかなぁ。物事はそんなに簡単じゃないと思うよ。

 メイやトラの寿命なんて誰もわかんない。理屈で考えても答えはでないんじゃない?

 その時に出来る事をしてやった。

 その事実だけで十分なんじゃない?まぁ母さんが自信がないって言うんなら、止めたほうがいい。

 きっといい結果にはならないから。」

母「そうだね。老犬介護は難しい。短い期間だけどメイやトラはそれを教えてくれたと思う。

 ほかの犬たちも老犬の歳になってきた。あと2・3年したら足が弱り、様子も変わるだろうね。

 弱ることを待ってる訳じゃない。老いは必ずやって来る。

 その時に家族で大切な時間を過ごしたいと思う。そうそう、いっぱい楽しい時間を過ごさなきゃね。」

母さんと父さんは真剣な話をしていた。

僕ら犬族のメイとトラが相次いで亡くなり、母さんたちの生活も変わってきた。

特に動けない犬の介護は大変だったみたい。

僕らもやがてそうなるんだなぁ・・

母さん、父さん、僕らはいつも人間家族と一緒だよ。

今もほら、みんなのことを見ているからね。