松江赤十字病院の職員向けセミナーに参加しました

島根ハーネスの会は2014年3月11日、松江赤十字病院にて開催された身体障害者補助犬の受け入れについての職員様向けセミナーに、ゲストスピーカーとして参加しました。

ハーネスの会からの参加は、松江市在住のユーザー、三輪会長と盲導犬ノア、加藤と盲導犬マッチ、矢野と盲導犬ハウルです。

ステージに立つハーネスの会3人の写真

最初に島根県健康福祉部障がい福祉課の山根さんから、補助犬の種類や身体障害者補助犬法についての概要、障害者差別禁止法などについて説明され病院に対して、補助犬を受け入れる上で特別な設備はなにも必要ないこと受け入れ方針の明確化や受け入れ範囲をあらかじめ決めて周知することなどをお願いされました。

島根県健康福祉部障がい福祉課の山根さん写真

我々ハーネスの会からは、視覚障害者および盲導犬に対する一般的な事項のほか、盲導犬は、全盲の人だけではなく、見えにくい人(弱視や視野欠損)も使っていることを説明しました。

また、矢野は、盲導犬への指示の仕方は英語で行うことと、簡単な歩行デモンストレーションを行い、実際の歩行の様子を見ていただきました。

講義のあと、補助犬のトイレについて病院側でどのような準備をすればよいかとの質問がありました。これに対して、犬の排泄は決まった時間に盲導犬使用者が屋外で行わせるので、病院側に準備いただくことは何も無いことを説明しました。
ただ、犬の性格によっては、排泄場所に草地を好む場合があるので、病院の近くにそのような場所があれば声をかけていただくと喜ぶと申し添えました。

会場の様子

当日は、広い会場にもかかわらず、ほぼ満席になるほどの多くの職員さんに参加いただきました。
我々に多くの関心を寄せていただいていることがうかがえ、たいへんありがたく思います。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。